ビューティガレージは、フィットネス・スポーツジム領域のB2B市場へ参入する。連結子会社として、株式会社ジムガレージ(東京都世田谷区/代表取締役:鴨川努)を設立し、2021年12月3日よりサービスを開始した.
ジムガレージは、株式会社オフィスバズーカ岡田との合弁会社。“バズーカ岡田”としてTV番組などに多数出演している岡田隆氏(日本体育大学准教授)が経営に参画する。
目次
美容領域の成功体験をフィットネス領域でも
中古機器の買い取りとEC販売から始まり、化粧品販売やソリューションへと事業を拡大していったビューティガレージ。
新たに設立したジムガレージにおいてもグループのノウハウとリソースを活かし、フィットネス・スポーツジム領域で、その道程をまい進する考えだ。
物販およびソリューション事業を柱とするが、まずは各種フィットネス機器の新品およびリユース品のEC販売からスタートする。
新品とともに中古機器という選択肢を提供することで、フィットネス施設の新規出店や多店舗展開を後押し。ひいては、リユース市場の活性化、サステナブルな社会の実現に貢献したいという。
美容との関連性、ポテンシャル高い市場
フィットネス・スポーツジム領域への参入理由として、ビューティガレージは「美容との関連性」「市場のポテンシャル」がともに高いことを挙げている。
シナジー大きい美容&フィットネス
“美容”と“フィットネス”は関連性の高い領域だ。エステティック・マッサージ施術とフィットネスの相乗効果が注目されているほか、近年は“内面からの美”や“健康的な美”がより重視される傾向にある。
同社は、美容や健康への意識が高い層のフィットネス利用に以前から着目しており、「美容サロン業界で培ったビジネスへの知見がフィットネス業界においても応用できると判断し、今回新事業を立ち上げた」という。
拡大の余地大きいフィットネス市場
健康志向が年々高まっているにもかかわらず、実は、日本のフィットネス施設利用者はわずか5%程度にすぎない。
一方、世界に目を向けると、身体機能の改善を目的にした「ファンクショナルトレーニング」や、リハビリや予防医療のための「運動療法」など、利用者層に合わせて施設やプログラムが多様化している。さらに、ウェアラブルデバイスなどのヘルスケアテクノロジーの進化を追い風に、フィットネス人気はますます高まる傾向にあるという。
高齢化・長寿化が進む中でフィットネスの重要性が社会的に広く認識され、日本においても欧米諸国のようにフィットネスがライフスタイルとして浸透すれば、巨大な市場になる。
若年層向けについても、「24時間型」の小規模施設を中心に市場の開拓が進む。これらの施設は、コロナ禍でもいち早く売上が回復して店舗数も堅調に増加していることから、フィットネス市場は幅広い年代においてポテンシャルが高いと言えそうだ。
バズーカ岡田氏が経営に参画
ジムガレージでは、フィットネス業界への深い知見をもつ人物として、岡田隆氏(日本体育大学准教授)を役員に招いた。
同氏が代表を務める株式会社オフィスバズーカ岡田の出資を受けて、合弁会社としてジムガレージを設立。岡田氏は取締役として経営に参画する。
岡田氏は、日本オリンピック委員会強化スタッフ(柔道)、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、日本ボディビル&フィットネス連盟選手強化委員などの要職を務めるかたわら、骨格筋評論家でボディビルダーの“バズーカ岡田”として「ホンマでっか!?TV」をはじめとするメディア露出も多い。
ジムガレージは、美容サロン業界のB2B市場で培ったノウハウやビューティガレージグループのリソースを活かし、さらに岡田氏の協力を得て、強力に事業を推進していく構えだ。
日本におけるフィットネス市場の拡大に貢献すべく、「フィットネス/スポーツジム業界のNo.1プラットフォーマー」を目指すとしている。
株式会社ジムガレージの会社概要
▽社名
株式会社ジムガレージ
▽所在地
東京都世田谷区桜新町1-34-25
▽代表者
代表取締役 鴨川努
▽主要株主
株式会社ビューティガレージ 82.5%、株式会社オフィスバズーカ岡田 7.5%
▽設立日
2021年11月15日
▽主な事業
フィットネス施設向け機器・用品のEC販売
中古フィットネス施設向け機器の買い取り・販売
フィットネス施設の開業・経営に関連する各種ソリューションサービス 他