motoは、お出迎えからお見送りまでをスタイリスト自身で対応するマンツーマン接客。
不要な事務作業を無くしているので、代表の佐々木さんと店長の対馬粘音(つしま・ねね)さんの2人サロンでもスムーズなオペレーションができている。
例えば、レジ締め作業。数が合うまで帰れないこともあって負担感の大きい業務だ。当然、キャッシュレスが進んで取り扱う現金の量が減れば減るほど、レジ締めは楽になる。
加えて、stera terminal(ステラターミナル)は、「クレジットカード決済は事務作業が面倒」という声にも対応している。
通常、1回の決済で①利用控え(お客様用)②加盟店控え(サロン用)③カード会社控えの3種類のレシートが発行されるが、この③については、カード会社ごとに仕分けして送付しなければならず、この事務処理がなかなかにわずらわしい。
その点、motoで導入しているステラターミナルは、カード会社に送る伝票が電子化されていて出力が不要のため③のカード会社控えが無く、この事務作業が発生しない。「事務の手間が減れば、施術など本来の業務に専念できるので、効率アップになっています」(佐々木さん)。
会計時の手間も、徹底して削減されている。
クレジットカード決済とコード決済で別々の端末機を使っているサロンの場合は、まず何で支払うかをお客様に確認し、対応する端末機を取り出し、使い方を説明し・・・となるが、ステラターミナルではこの手間がかからない。
1台で30種以上の決済手段に対応しており、さらに使い方を画面表示と音声で案内してくれる。
また、ルーティンワークの小さな手間というのは当たり前になって気づきにくいものだが、決済端末機の向きをお客様の方に変えるというのもそのひとつだ。
ステラターミナルは液晶画面が2つあるデュアルスクリーンで、一方はスタッフ側、もう一方はお客様側を向いているので動かさずに済む。
「お客様側の画面は見えないので、暗証番号の入力時も顔をそむけなくていいんですよ」と佐々木さん。
小さなことでも、日に、週に、年に何回も繰り返されていくことを考えたら、手間は省けるだけ省きたいものだ。
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「特注のスケルトンチェア、雑誌は置かずにスッキリ」