タカラベルモントは、消費者がいつでもサロン専売品を購入できる会員制オンラインストア「BEAUTY CITY(ビューティシティ)」を立ち上げることを明らかにした。
サイトオープンは、同社が創業100周年を迎える2021年10月を予定している。
マイサロン・定期宅配など仕組み化
ビューティシティの利用には、お客様自身の会員登録とマイサロン(対面カウンセリングを受けたビューティシティ利用サロン)の登録が必要。商品はメーカーから直送されるため、サロンは在庫を抱えずに済む。
取り扱いブランドは、タカラベルモント化粧品事業の基幹4ブランドである「SEE/SAW」「ピトレティカ」「エステシモ」「ダーマロジカ」。将来的には、他のメーカー各社の参加も視野に入れているという。
また、リピート購入を想定し、定期配送サービスを用意。1、2、3、4、6カ月のサイクルから選ぶことができる。
加速する美容業界のデジタル化
一般消費者がサロン専売品をオンラインで購入できるBtoCのECサイトについては、ミルボンがいち早く「milbon:iD」を展開している。
また、サインドも「BeautyMerit(ビューティーメリット)」のEC機能をガモウ、きくや美粧堂、ビューティガレージと連携させて、美容サロンが在庫を持たずに店販を行える仕組みを構築した。
さらに美容室では、アルテ サロン ホールディングスが今月上旬をめどに、自社初のオンラインストアを開設し、オリジナルコスメブランド「ennic(エニック)」のネット販売をスタートする。
店頭でのカウンセリングと、24時間365日いつでもどこからでも購入できるネット販売の利便性を組み合わせた施策は、今後ますます増えていきそうだ。
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