アルテ サロン ホールディングスは2021年8月上旬をめどに、オリジナルコスメブランド「ennic(エニック)」のネット販売をスタートする。
同社がオンラインストアを開設するのは、今回が初めて。
累計2万本突破の人気ブランド
「エニック」は、人にも環境にもやさしいエシカルコスメで、ヘアケアとスキンケアを取りそろえる。
百貨店へのポップアップストア出店やセゾン・UCカード会員サイトでの販売も行っているが、大半は自社美容室での店頭販売。
デザイナーズサロンの「Ash」(2021年6月末で124店舗)、「NYNY」(同32店舗)、「NAOKI HAIR DRESSING」(同2店舗)、「AMG」(同1店舗)、「Bees」(同1店舗)で販売し、2020年2月の発売から累計2万本以上を売り上げている。
ネット販売の課題は店舗・個人への利益還元
フランチャイズ方式を取っているアルテ サロン ホールディングスにとって、オンライン販売は店舗ごとや美容師個人への利益還元に課題があった。
しかし、コロナ禍における店舗休業で「オンライン販売の必要性」を実感したこと、エニックブランドを成長させていくためには「サロン顧客以外とのタッチポイントを作る」ことも重要だと判断し、オンラインストア開設に踏み切ったという。
店舗別のオンラインストアを構想
利益関連の課題を解消するため、将来的には、Ashの各店舗ごとにオンラインストアを開設することを検討しているという。
また、サロン以外の場でも購入機会を増やしてブランド認知を高めることは、長期的にはグループ全体のイメージ向上につながり、サロン集客への相乗効果も生むと見込んでいる。
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