2021年夏のトレンドカラーやヘアスタイルは?
医療脱毛サロンを運営する医療法人社団エミナルがインターネット調査を行い、現役の美容師1003人の回答をまとめた。
目次
旬のヘアスタイルは「ショート」「ボブ」!
「2021年夏のトレンドへアをズバリ教えてください」との質問に対する現役美容師1003人の回答結果は、「ショート」が31.2%と最多だった。
次いで「ボブ」(22.2%)、「ミディアム」(17.6%)、「ベリーショート」(17.5%)が多く、「セミロング」(6.7%)、「ロング」(2.9%)、「スーパーロング」(1.2%)は10%以下だった。
ヘアスタイル別のおすすめは?
回答の多かったヘアスタイルについて、おすすめのカットやカラーを聞いたところ、髪が揺れて動きの出やすいヘアスタイルなどが提案された。
ショート
・「ハンサムショートのハイカラー」(20代/女性/大分県)
・「レイヤー多めのショートスタイル」(30代/女性/神奈川県)
・「無造作カール」(40代/男性/神奈川県)
ボブ
・「ぱっつんぶつ切りボブ」(20代/女性/東京都)
・「ウルフカット」(20代/女性/大阪府)
・「マッシュルームボブ」(30代/女性/山梨県)
ミディアム
・「ミディアムレングスのウルフベースに強めのパーマスタイル。オイルでウェットな質感に」(40代/男性/東京都)
・「外はねミディアム」(40代/女性/茨城県)
・「韓国風くびれカット」(40代/男性/静岡県)
旬のヘアカラーは「ブラウン」「ベージュ」「オレンジ」!
「2021年夏のトレンドへアカラーを教えてください」との質問に対しては、最多の「ブラウン系」(21.6%)でも2割強で答えが分かれたが、「ベージュ系」(15.9%)、「オレンジ系」(12.1%)をあわせた上位3つの回答で約半数(49.6%)を占めた。
そのほか、「イエロー系」(8.4%)、「アッシュ系」(7.6%)、「ヴァイオレット系」(6.1%)の順に回答が多かった。
ブラウン系は旬と言うよりも年間を通して王道だが、2位のベージュ系はやわらかな透明感が出やすく夏の日差しに映えやすいカラー。次いで、オレンジやイエローなどのビタミンカラーも支持を集めた。
例年に比べた変化は?
また、「2021年夏のトレンドヘアカラーは、以前と比べてどのように違う?」との質問には、「派手なカラーが流行っている」「新型コロナでリモートワークが増えたため、色のトーンを明るくする方も多い」などの声が上がった。
・「通年流行っているものが続いてる感じがする。1色だけでなく何色か入れたりハイライト、ローライトなどのデザインカラーが増えている気がする」(20代/女性/神奈川県)
・「グレー系や寒色系のカラーからビビッドな暖色系や淡いバイオレットに移行してきていると思う」(30代/女性/富山県)
・「より明るく光沢のある感じ」(50代/男性/兵庫県)
旬のデザインカラーは「インナー」「イヤリング」「ダブル」!
「2021年夏にオススメのデザインカラーを教えてください」との質問に対しては「インナーカラー」(19.9%)、「イヤリングカラー」(15.5%)、「ダブルカラー」(14.8%)と回答する人が多かった。
以下、「バレイヤージュカラー」(10.8%)、「グラデーションカラー」(9.9%)、「裾カラー」(8.4%)と続く。
デザインカラーで印象はどう変わる?
いつもと違った雰囲気にできるデザインカラー。それぞれ、印象はどう変わるのかについても聞いた。
インナーカラー
・「華やかで、髪の毛を結んだ時などに色んな見え方があってかわいいです」(30代/女性/広島県)
・「輪郭が締まって顔がスッキリする」(30代/男性/愛知県)
・「ワンポイントなので目立ちたくない人にもおすすめ」(40代/男性/東京都)
イヤリングカラー
・「下ろしていても耳にかけても違った印象を得られる。耳にかければその名の通りイヤリングをつけているような雰囲気」(20代/女性/東京都)
・「濃淡がはっきりしている2色を入れることで、メリハリが付いておしゃれさが出る」(30代/女性/東京都)
・「仕事でもバレにくくプライベートでは遊び心あるスタイルを楽しめる」(30代/女性/岡山県)
ダブルカラー
・「おしゃれでこなれた感じがある」(20代/女性/大分県)
・「顔色が明るく見える」(20代/女性/大阪府)
・「明るさに光沢が出る」(40代/男性/宮城県)
旬のポイントカラーは“こなれ感”が出る「オレンジ」!
旬なデザインカラーで1位、2位となったインナーカラーやイヤリングカラーには、どんな色が人気なのか。
「オススメのポイントカラーを教えてください」との質問には、こなれ感の出る「オレンジ」(19.2%)が最多で、2位の「ピンク」(16.1%)とあわせ暖色が上位を占めた。
以下、「ヴァイオレット」(12.7%)、「レッド」(11.1%)、「イエロー」(11.0%)、「ネイビー」(9.6%)と続く。
また、「2021年夏はどのような質感がトレンドですか?」とも聞いたところ、「ナチュラル」(36.9%)と「セミウェット」(30.8%)が共に3割を超え、以下、「ウェット」(14.0%)、「ドライ」(13.1%)、「マット」(4.6%)と続いた。
質感ごとの特徴とメリットは?
ナチュラルやセミウェットなど、それぞれの質感の特徴と良さについては、次のような声が寄せられた。
ナチュラル
・「どんなファッションにでも馴染みやすい」(30代/女性/新潟県)
・「作りすぎない柔らかさが出る」(30代/女性/鳥取県)
・「自然な感じがして清楚に見える」(40代/男性/愛知県)
セミウェット
・「ウェット感が強すぎると夏は汗かいてるみたいに見えそうだけど、セミウェットなことでツヤ感も出やすくオシャレに見えそう」(20代/女性/神奈川県)
・「ほどよくウェット感を出すことで夏のダメージによるパサつきも見た目が艶やかに見えるようにカバーできる」(30代/女性/富山県)
・「シンプルスタイルでもモードに決まる」(40代/女性/岐阜県)
ウェット
・「大人な落ち着いた感じを出しつつも若さを出せるのが特徴」(20代/女性/千葉県)
・「手軽にできる」(30代/男性/大阪府)
・「艶やかな髪質の印象を与えることができる」(40代/男性/兵庫県)
“なりたいイメージ”は画像で伝える!
最後に「美容室でなりたいイメージに近づけるためのコツを教えてください(上位2つまで)」と質問したところ、「イメージが伝わりやすい画像を見せる」(43.1%)が4割強に上った。
次いで「髪の悩みがあれば伝える」(33.3%)、「日頃からダメージケアを心がける」(18.6%)、「自分に似合うスタイルやカラーかどうかを確かめる」(16.8%)、「その日の気分や気持ちを美容師に伝える」(13.5%)の順に回答が多かった。
2021年夏のトレンドカラー&ヘアスタイルまとめ
まとめると、美容師1000人に聞いた「2021年夏のトレンドカラー&ヘアスタイル」は、髪の長さはショートやボブなど短めで、ヘアカラーは太陽に映えるような明るめの暖色系、インナーにオレンジなどのポイントカラーを入れてナチュラルな質感で仕上げる、という結果だった。
「2021年夏に流行るヘアカラー」に関する調査
【調査期間】2021年7月9日(金)~2021年7月11日(日)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,003人
【調査対象】現役美容師
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ