日本初!? Clubhouse内のヘアコンテスト

CHHAとしては第１回の開催だが、実は企画としては２回目。

Clubhouseには無数のコミュニティがあるため断言はできないが、2021年3月4日、日本のクラブハウス内ではおそらく初と思われるヘアコンテストが開催された。

この日、「初CLUB HOUSE一般美容のみのクリエイティブ大会開催🎉軽く見に来てください。」と題したルームが開かれ、８名の美容師がエントリー。美容師を中心に70名超が視聴した。

坂巻哲也さん、SAYURIさんが審査

ヘアコンテストの発起人は、斉藤潤一さん（ROCOSPEARZ代表）とフォトグラファーの黒川たくやさん。

「誰もが参加しやすいクリエイティブコンテストを立ち上げよう」「いま盛り上がっているClubhouseを、もっと美容業界にプラスになるために活用しよう」との想いで立ち上げたという。

初の試みでスポンサーもない状態でありながら、その想いに賛同して、apish代表の坂巻哲也さん、ステップボーンカット協会代表理事でヘアメイクアーティストのSAYURI（牛尾早百合）さんが、黒川たくやさんと共に審査員を引き受けた。

第１回大賞は森田大樹さん（PEEK-A-BOO）

３月４日開催のコンテストで栄えある第１回大賞に輝いたのは、森田大樹さん（PEEK-A-BOO デザイナー）。カットの魅力を存分に見せた作品が高く評価された。

第２位は、斉藤潤一さん（ROCOSPEARZ 代表）。SAYURIさんが絶賛した作品。

第３位は、菅崎美沙さん（THEATER hair salon ディレクター）。坂巻哲也さん、黒川たくやさんが強く推し、堂々の上位入り。

第４位は、加藤菜月さん（Hair Design ACOUSTIC スタイリスト）。普段は千葉・松戸でママさん美容師として働いているという加藤さんは、公私ともに忙しい。

「Clubhouseだから参加できた。今日は同僚もたくさん見に来てくれていている。私がどうしてクリエイティブを始めたのか、伝わったらうれしい」とのコメントも印象的だった。

Clubhouse発、目指すはJHA

このコンテストは定期的に開催していく予定で、第１回大賞受賞者の森田大樹さんにより、「CHHA」と命名された。

美容業界のアカデミー賞と言われるJHA（ジャパン ヘアドレッシング アワーズ）にちなみ、Clubhouse（CH）のヘアドレッシング（H）アワーズ（A）を略して「CHHA」と名づけた。

「このコンテストで競い合い腕を磨いて、ここからJHAの受賞者を出す」という強い気持ちを込めている。

第２回は3月18日（木）夜スタート

企画としては２回目、CHHAとしては第１回となるコンテストは、2021年3月18日（木）に開催が決定。午後9時45分にルームがオープンする。

審査員は、前回と同じく坂巻哲也さん（apish代表）、SAYURIさん（ステップボーンカット協会代表理事、ヘアメイクアーティスト）、黒川たくやさん（フォトグラファー）に、大徳明子（ビュートピア編集長）が加わった４名が務める。

第2回のテーマは『ヘアーモードらしさ』。ウィッグ作品という以外は特に制限を設けず、カラースプレーなども自由に利用できる。

普段参加しにくい人が挑戦でき、一般の人も視聴できる

Clubhouse内で開催する「CHHA」は、参加費用や移動時間がかからないため、普段はコンテストへの参加が難しいという人も挑戦できる。また、オープンルームとして開催しているため、一般の人も自由に視聴できるのが特徴だ。

フォトコンテストの結果がWeb上で公開されることはあっても、このコンテストのように作品をクリエイター本人が自分の言葉で紹介する様子や審査員の講評をライブで見られることはなかなか無いため、非常に貴重な機会と言える。

Clubhouseという環境を生かせば、参加ハードルをより低くすることも、業界外への認知拡大も可能になる。クリエイティブの可能性を大きく広げるポテンシャルを秘めた「CHHA」。これからどのように育っていくのか楽しみなコンテストだ。

『CHHA』開催概要
日時
2021年3月18日（木） 午後9時45分ルームオープン
場所
Clubhouse
テーマ
『ヘアーモードらしさ』
審査員
坂巻哲也（apish代表）
SAYURI（ステップボーンカット協会代表理事）
黒川たくや（フォトグラファー）
大徳明子（ビュートピア編集長）
＝敬称略＝

※ルームを探せない方は、審査員のClubhouseアカウントまたはビュートピア公式アカウント（@beautopiamedia）もしくはClubhouse内のclubである「美容業界ニュース＆トレンド解説 | ビュートピア」をフォローしてください