アパレルやアウトドア用品、雑貨などの合同展示会「ジャンブル トーキョー(JUMBLE TOKYO)AUTUMN WINTER 2021」が、2021年3月10日~12日の3日間、東京・渋谷のベルサール渋谷ファーストで開催された。
国内外90社・200ブランドが出展
PROJECT JUMBLE事務局が運営する「ジャンブル トーキョー」は、ジャンブル(ごちゃまぜ)という名前の通り、多岐にわたるカテゴリーの商品が集うのが特徴。
今回も日本、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、韓国、タイなど国内外から90社を超える企業が約200ブランドを出展し、セレクトショップなどのバイヤーと活発に商談を交わす姿が見られた。
通常、展示会はブースごとに仕切られているが、ジャンブル トーキョーではあえて仕切りを設けていないため、さまざまな商品が間断なく隣り合い、会場に独特の一体感が生まれていた。
2万本突破の「エニック」、さらなる販路拡大へ
美容業界からは、アルテ サロン ホールディングスが初出展。エコ&オーガニックな商材を一堂に集めて販売も行うウェルネスマーケットエリアで、サスティナブルなヘアケア&スキンケアブランド「エニック(ennic)」を紹介した。
「エニック」は“大地に還る”をコンセプトにしており、界面活性剤や美容成分は100%自然に還るものを採用。ヘアケアシリーズ4品、スキンケアシリーズ3品とトライアルセットの全8品を取りそろえる。
AshやNYNYなどグループの美容室での販売を中心に、セゾン・UCカード会員サイト「ストーリーセゾン」でも取り扱われているほか、百貨店にポップアップストアを期間限定で出店するなどして露出を増やしている。
さらに今回の出展では「コスメを置きたいというアパレルショップも多く、手ごたえを感じた」という。
エニックは2020年2月の発売から1年足らずで、シリーズ累計売上本数が2万本を突破しており、セレクトショップやアパレルショップなどの新たな販路開拓に成功すれば、一層の快進撃が見られそうだ。
永久交換保障! ずっと履き続ける靴下
靴下をズラリと掲出したパネルが目を引いたのは、グレン・クライド(GLEN CLYDE)。
自信作の「ライフロング(LIFE LONG)」は、シンプルなリブ編みの中厚ソックス。非常に丈夫で穴が開きにくく、もしも穴が空いたら新品と交換する「永久交換保障」をうたっている。
単純に丈夫というだけでなく、ずっと使い続けてもらうことを目指したサスティナブルな思想を持つブランドだ。ストーリーのある靴下は、会話をしながら勧められる美容室の店販品としての可能性を感じさせる。
トルコテキスタイルのハーフケット
また、海外からの輸入品の数々も目を引いた。そのひとつがThingsのブースで、布や織物を伝統的な交易品とするトルコのテキスタイルを展示していた。
美容室でひざ掛けとして提供したら話題が広がりそうな逸品。気に入ったお客さまへの店販にもできそうな上質のファブリックがそろっていた。
帽子やスニーカーも充実
そしてやはり、ファッション関係は品数が多く、帽子やストール、スニーカー、バッグ、アクセサリーなど多様なアイテムがところ狭しと並んでいた。
来場者はセレクトショップのバイヤーが多いため、どれも素材やデザイン、カラーバリエーションなどにひねりが利いている。
「他にないアイテムが欲しい」「おしゃれに差がつくものが欲しい」という要望に応えられるラインナップで注目を集めていた。
なお、ジャンブル トーキョーは年2回開催で、次回は9月に春夏コレクションを発表する予定。