厚生労働省は2021年2月18日、令和元年度衛生行政報告例を発表した。美容所(以下、美容室)は25万4422軒で過去最高を更新。理容所(以下、理容室)は、11万7266軒に減少した。
■最新データ
※令和3年度(2021年度)の理美容室店舗数が発表されました(2023年1月19日付)
美容室は過去最高25万4422軒
美容室の店舗数は、前年比3282軒増の25万4422軒(前年度比1.3%増)と増加の一途をたどっている。一方、年々減少傾向にある理容室は、1787軒減の11万7266軒(前年度比1.5%減)となった。
従業美容師数は前年度比8275人増の54万2089人。従業理容師数は3751人減の21万4279人。なお、サロン1軒当たりの従業者数は、美容室が2.13人、理容室が1.83人でどちらも前年と同じだった。
平成元年から令和元年の推移
令和元年(2019年)の美容室店舗数25万4422軒は、平成元年(1989年)の18万5452軒と比べて6万8970軒増えている。
一方、理容室の11万7266軒は、平成元年の14万4522軒から2万7256軒減った結果となっている。
都道府県別の美容室数・従業美容師数
全国の美容室数および従業美容師数は、次の通り。
おおむね増加傾向にあるが、北海道や神奈川県のように店舗数が増えたにもかかわらず従業美容師数が減ったところもある。鳥取、徳島、宮崎県は店舗数、従業美容師数ともに減少した。
都道府県別の理容室数・従業理容師数
全国の理容室数および従業理容師数は、次の通り。ほぼすべての都道府県で、店舗数、従業理容師数とも減少しているが、群馬と沖縄県はどちらも微増した。
なお、令和元年度衛生行政報告例は昨年10月に公表予定だったが「新型コロナウイルス感染症対策として、調査期間の繰り下げを行ったため」との理由で、今年2月の発表となった。