11月11日、12日の2日間、東京ビッグサイトで開催された世界最大級のネイルイベント「東京ネイルエキスポ2018」。前年を825人上回る5万4264人が来場し、盛況裏に閉幕した。主催の日本ネイリスト協会(JNA)は11月28日、会期中に行った選手権の受賞者とインタビューを公式サイトに掲載した。
選手権の勝因は、圧倒的な練習量
メインイベントである「ネイルコンペティション」には、国内外のネイリストが参戦。「第13回世界ネイリスト選手権(フレンチスカルプチュア)」「2018全日本ネイリスト選手権」ともに、池松まり子さん(VANILLA)がグランドチャンピオンに輝いた。
池内さんは、勝因として「自分の目指す形が明確だったこと」と「練習量」を上げた。昨年のエキスポの1週間後から練習を開始。「ほぼ毎日、ミクスチュアを触るようにし、本番モデルさんとは2週間に1回のペースでやらせていただきました」(池内さん)。この一年に積み重ねた圧倒的な練習量が実を結ぶ形となった。
2019年春夏のトレンドは「硝子」
「TOKYO NAILS COLLECTION 2019 S/S」のステージでは、JNAトレンドプロジェクトチームが2019年春夏のトレンドテーマ「硝子」を発表。
硝子を表現するネイルテクニックをデモンストレーションした後、ヘア、メイク、衣装、ネイルでトータルコーディネートされたモデルらがウォーキングを披露した。
デモ交え、展示販売も華やかに
「NAIL de おもてなし」 をテーマとした今回のネイルエキスポ。展示販売「ネイルトレードショー」には、90社848小間が出展した。東京から世界へネイルの“今”を発信する最先端のアイテムが一堂に集まり、エキスポ限定品や特別価格の商品が目白押しだった。
出展メーカーからは「中国からの来場者、特にまとめ買いが減った」との声も聞こえたが、終日、大勢の人でにぎわった。特に、各ブースで行われたデモンストレーションには来場者が押し寄せ、人垣が幾重にもできていた。