2020.03.06更新(2018.11.26公開)
新型コロナウイルスの影響で「卒業式に合わせた予約がキャンセルになった」「家に小さな子供がいるので外出を控えている」など、客足が鈍っているという美容室も少なくないのではないでしょうか。
国や地方自治体の助成金や日本政策金融公庫の融資などが次々発表されています。混み合うことが予想されるため、必要な方は早めの申請をおすすめします。
それでも「当座の資金繰りが苦しい」「いま現金が必要なのに待てない」という方には、スマホから申し込めて最短で翌日入金される〝個人事業主・中小事業者〟向けのオンライン融資サービス「LENDY(レンディ)」を改めて、ご紹介します。
※以下、2018年11月26日公開記事に加筆修正
通年では黒字の美容室が、客足の鈍い月に急な出費が重なり、運転資金がショートして廃業する――。
そんなケースを耳にしたことがある方も少なくないのでないでしょうか。
資金繰りは余裕をもって行うのが理想とはいえ、美容室を経営していると、緊急の資金調達が必要な場面も出てきます。
「突然、設備が壊れてしまい、修理しなければ営業できない」「急に辞めたスタッフの補充ができず、売り上げが落ちて資金が回らない」「税金を納めるのに手元資金がない」。
まとまった資金がすぐにも必要という時、頼りになるのが、個人事業主・中小事業者向けのオンライン融資サービス「LENDY(レンディ)」。
スマートフォンから簡単に申し込むことができ、最短で翌営業日に入金されます。
また、借り入れの予定がない場合も「いくら借りられるのか、バックアップとして知っておく」ために審査を受けておくと、いざという時に安心です。
2017年1月にスタートし、2017年度グッドデザイン賞を受賞した注目のサービスがあります。
借入可能額が5分でわかる。最短で翌日入金
面談も紙の書類も不要で、パソコンやスマートフォンから申し込むとスピーディーに融資が実行される“オンライン融資”。アメリカや中国ではすでに一般的だが、日本でもようやくサービスが普及し始めた。
LENDY株式会社(旧・クレジットエンジン。東京都品川区、内山誓一郎CEO)が2017年1月にリリースした「LENDY」は、個人事業主・中小事業者向けのオンライン融資サービス。
個人事業主なら代表者情報(氏名、フリガナ、電話番号、生年月日)と本人確認書類を登録。
法人なら、これに加えて法人情報と登記事項証明書(商業登記簿謄本)を登録するだけで、わずか5分で融資判定が行われ、最短で翌営業日に入金される。
2回目以降は、営業日正午までの申し込みなら最短で当日に入金。借入枠は最大500万円まで。
面倒な書類は不要。オンラインデータで審査
これまでの常識をくつがえす「簡易な申請手続き」と「スピーディーな融資」。これを可能にしたのは、オンラインデータの利用だ。
従来の融資は、決算書や事業計画書、資金繰り表など多くの書類が必要だったが、いまやクラウドサービスの時代となり、売り上げや会計情報がオンラインで管理されるようになった。
そこでLENDYでは、POSレジ、会計ソフト、決済サービス、Eコマース、銀行取引、口コミ評価サイト、SNSなど、利用しているオンラインサービスのデータをもとに審査する。
融資希望者がこれらの利用情報を登録すると、データの収集・解析が自動的に行われるため「面倒な書類なし」「わずか5分」での審査が可能となった。
審査のための書類づくりは、知識も時間も必要になる。オーナー自身が店頭に立つ小規模サロンでは、施術・接客の時間が書類作成に取られることは、そのまま売上のロスになる。
資金繰りに悩む時間をなくし、本業に集中できる環境をつくるという意味でもLENDYを活用するメリットは大きい。
従来は「過去」、LENDYは「今」の業績で判定
LENDYの革新的なビジネスモデルは、2017年度グッドデザイン賞(公益財団法人日本デザイン振興会主催)を受賞している。その受賞理由が興味深い。
小規模事業者などが融資を受けるのは難しい。なぜなら融資判断は実績や保有資産など「過去」に依存してきたためだ。レンディはクラウド型の会計ソフトや決済サービス、POSレジなどの情報からユーザーの「今」の状況を把握することで、その時々で借入可能な額を提示する。「未来」を感じさせる素晴らしいデザインだと思う。来年以降、さらに金融や投資サービスなどからグッドデザイン賞が生まれることを願っている。
引用:「審査委員の評価」(http://www.g-mark.org/award/describe/45974)
決算書など従来の提出資料は「過去」のデータだが、LENDYはオンライン上にある「今」のデータ、つまり実際のビジネス状況でリアルタイムに審査する。
一度登録すれば、管理画面からいつでも、今いくら借りることができるかが分かり、何度でも借り入れ可能だ。
借入可能額を把握するリスクヘッジとしての活用も
いざという時、いくら借り入れができるのか。自社の業績はどのように評価されるのか。美容室の経営者にとって気になる情報がすぐにわかるのもLENDYの特徴。
借り入れの予定がない場合も、まずは登録だけでもしておくと、現在の借入可能額がリアルタイムでスマホから簡単に確認できる。
「いざという時のバックアップ」として、一度登録してみるという利用法もオススメだ。
効果的な資金調達で〝攻めの経営〟
簡単に借りられるからといって安易に借りすぎるのは禁物。
LENDYのマイページには「返済予定一覧」「取引履歴」が記録され、スマホからいつでも確認できるので、計画的に利用したい。
LENDYは「いますぐ」「少額で」「短期間だけ」借り入れしたい時に優れたサービス。
新規開店の費用のように金額が大きく返済期間が長いものについては、日本政策金融公庫など金利が低い政府系の金融機関を利用するなど、借入の用途や金額に応じて使い分けると効率的だ。
設備の修理や税金の支払いといった必要不可欠な出費以外にも、今が資金を投入するべきチャンスという場面はある。
繁忙期に売り上げをより伸ばすための投資、人材採用にかかる費用、物件を押さえるための手付金など〝攻めの経営〟にも利用できるLENDY。
活用次第で、美容室の経営の心強い味方になりそうだ。
オンライン融資サービス「LENDY」のまとめ
LENDYの主なメリットは、以下の通り。
- わずか5分で融資判定
- 面倒な書類作成が不要
- 最短で翌営業日に入金(2回目以降は最短で当日入金)
- 借入枠は最大500万円
- 借入可能額がいつでも確認できる
- 企業評価を知るための登録も可能
オンラインの新しいサービスというと得体が知れないように感じる人もいるかもしれないが、LENDYは日本貸金業協会の会員で、日本プライバシー認証機構から認証プライバシー「TRUSTe(トラストイー)」を取得し、国内金融機関の90%以上とデータ連携している。
サービスへの認知度アップを図るべく、2018年11月21日付で、LENDY株式会社に社名を変更し、サービス名と運営会社名を統一した。
また、プロ向け美容商材通販最大手のビューティガレージと業務提携し、2017年12月より、ビューティガレージ会員向け専用ページ「LENDY for BEAUTY GARAGE」をオープン。
美容室が利用しているオンラインバンキングやクラウド会計、POSレジのほか、集客サイトや評価サイトなどとも連携し、美容室の経営スタイル、ビジネスの現状に合った審査を実施している。
▽LENDY for BEAUTY GARAGE はこちらから
⇒https://www.lendy.jp/lp/beautygarage/