10月20日は「頭髪の日」!
アンファー(東京都千代田区、三山熊裕社長)は、「頭髪の日」にちなみ、頭髪に関する5つのトリビアとドクターが推奨するケア方法を発表した。
意外と知らない!? 頭髪トリビア5選
①頭髪の日とは
1977年に公益社団法人日本毛髪科学協会が、頭髪や頭皮に関する知識の普及を目指すのを目的とし、10月20日を「頭髪の日」と制定した。
②「秋に抜け毛が多い」って本当?
抜け毛と季節の変化には少なからず関係性がある。
イギリスの研究機関が18~39歳までの成人男性の抜け毛の数を測定した結果、8~10月が他の月に比べ圧倒的に多く「8月と9月は冬の2倍も抜けた」という人もいた。
※出典:Department of Biomedical Science, University of Bradford,UK Br J Dermatol. 1991 Feb;124(2):146-51.
③全ての髪が抜けるのには1000日かかる
人間の髪の毛は約10万本。個人差はあるが、一日当たり平均80~100本の毛が抜けている。
100本と聞くと「そんなにも多く抜けるんだ!」という印象を受けるが、全ての髪の毛が抜けるには1000日(2年9カ月)かかる。
新しい髪が生えて来るため、一日100本の髪の毛が抜けても心配ない。
④薄毛の原因は男女で違うの?
男性が薄毛になる原因は大きく分けて「遺伝」「男性ホルモンの影響」「食事・生活習慣」「精神的ストレス」の4つ。これらの薄毛原因が複雑に絡みあった結果、髪が抜けたり細くなるため、どの人にも薄毛になる可能性があると言える。
また、薄毛は男性だけの悩みではない。抜け毛が極端に増えてしまう男性の薄毛と違って、女性の薄毛は髪が細くなることで地肌が透けて見えるようになり、全体的に薄くなってしまうのが特徴。
男女の「薄毛」は、原因や症状、薄毛の進み方が違うため、ケア方法も異なる。
⑤薄毛にならない人種は存在するの?
薄毛は人種による違いはない。全ての人間は薄毛になる可能性がある。
一方、動物の中で、男性ホルモンが原因でAGAを発症するのは「ベニガオザル」のみ。人間とDNAが類似していると言われるチンパンジーなどではなく、「ベニガオザル」というのが興味深い。
ドクター推奨。髪に必要なのはバランスの良い食生活と良質な睡眠
「 食生活と喫煙の見直しを」
メンズヘルスクリニック・小林一広院長
生活習慣からなる薄毛の要因は食生活や喫煙などがあげられます。肉類や油物の摂り過ぎで血中コレステロールが増加すると動脈硬化が進行し、末梢の血行不良をきたすことで髪の成長を妨げることにもなりかねません。
また、髪のためにはたんぱく質や代謝を助けるビタミン及びミネラルが欠かせないので、栄養バランスの良い食事が必須。無理なダイエットで抜け毛が急速に進むこともあります。
更に、たばこのニコチンは血管を収縮させ抜け毛を促進し、薄毛の進行が早くなるケースもあります。
「上質な睡眠を心がけて」
ウィメンズヘルスクリニック東京・浜中聡子院長
現代の女性は、仕事や家事に活躍される中、睡眠不足や栄養バランスの乱れにより、女性ホルモンの分泌が低下している傾向があります。
質のいい睡眠により、髪の成長を促す成長ホルモン等々、多くのホルモンが分泌されます。そのためにも、なるべく日付が変わる前には眠り、朝型生活を心がけましょう。
また、寝る直前までTVやパソコンを見ないように気をつけて。寝室は明かりをおとし、気温や湿度にも気を配りましょう。