外国人風の質感を表現するヘアデザインとして人気の「バレイヤージュ」。ただ、髪の履歴やダメージによってパーソナルな対応が必要で、難しい技術が求められます。また、デザインがランダムなため施術者の感覚に頼りがちです。
2020年10月25日発売の『ゼロからはじめるバレイヤージュ入門』は、kakimoto armsが考案したバレイヤージュテクニックを基礎から応用までカバーした、ゼロからマスターできる一冊。
抜け感、外国人風、無造作、こなれ感などを感覚に頼らず、失敗しない技術として体系的に習得でき、お客さまに自信をもってバレイヤージュを提案できるようになります。
文・写真 女性モード社
目次
- 1 kakimoto armsのバレイヤージュテクニックを体系化
- 1.1 第1章「バレイヤージュ」と「ウイービング」はどう違う?
- 1.2 第2章 美しいバレイヤージュに仕上げるには?(明度編)
- 1.3 第3章 美しいバレイヤージュに仕上げるには?(色相編)
- 1.4 第4章 2つのデザインパターンをマスターする
- 1.5 第5章 デザインを組み立てる(L.A.version)
- 1.6 第6章 デザインを組み立てる(French version)
- 1.7 第7章 バレイヤージュのデザインバリエ
- 2 章末のポイントコラムも注目!
- 2.1 バレイヤージュが映えるカットベース
- 2.2 気になる! バレイヤージュの施術時間と料金設定
- 3 CONTENTS
- 4 書籍概要
kakimoto armsのバレイヤージュテクニックを体系化
ハイトーンカラー人気が続く中、ますますニーズが高まっている「バレイヤージュ」。kakimoto armsの岩上晴美氏は、外国人風のラフな雰囲気や抜け感を演出できるのが最大の魅力と語ります。
しかし、日本人特有の暗い髪に対しては施術が難しく、また、ランダムなデザインが持ち味ゆえ、施術者それぞれの感覚に頼りがちで、サロン内で技術を共有しづらいという問題も……。
kakimoto armsではこの課題をクリアするために研究を重ね、ついにバレイヤージュのテクニックを体系化。本書にはバレイヤージュを失敗なく施術するコツが詰まっており、あなたにしかつくれない「世界でひとつだけのデザイン」を生み出すために楽しみながら学べる一冊となっています。
第1章「バレイヤージュ」と「ウイービング」はどう違う?
そもそも「バレイヤージュ」ってどんなデザイン? テクニックの特徴は? まずは、これらを知ることからスタート。
この章では、バレイヤージュとウイービングによるハイライトのデザインとテクニックの違いについて解説します。それぞれのメリットやデメリットを把握し、お客さまのニーズに合わせた提案ができるようになりましょう。
第2章 美しいバレイヤージュに仕上げるには?(明度編)
第2章は、バレイヤージュの成否を大きく左右する「明るさ」について解説。
バレイヤージュデザインの特徴である光と影のコントラスト、ダイナミックかつ滑らかなグラデーションをつくるには、充分な明るさを計算した上で施術を進めることが重要。脱色ムラを防ぎ、失敗なく仕上げるための明度コントロールのコツを学びましょう。
第3章 美しいバレイヤージュに仕上げるには?(色相編)
バレイヤージュのデザインは、ブリーチ施術の後、トナーで仕上げるのがおすすめ。ただし、アジア人の髪はブリーチ後に黄みや赤みが残りやすく、イメージ通りに仕上げるのがなかなか難しい。
第3章では、第2章で学んだ明度コントロールを踏まえつつ、ブリーチ後の黄みやオレンジをカバーし、狙い通りの仕上がりへ導くためのポイントを紹介します。
第4章 2つのデザインパターンをマスターする
バレイヤージュのデザインにバリエーションがあれば、お客さまのニーズに合わせてつくり分けることができ、満足度もきっと高まるはず。
第4章は、『kakimoto arms』のサロンワークで実践している2パターンのデザイン(L.A.バージョン、フレンチバージョン)をつくるためのテクニックを紹介。しっかりマスターして、サロンワークでの提案に生かしましょう。
第5章 デザインを組み立てる(L.A.version)
この章からは、いよいよモデルへの施術に入る。第4章までに学んだ内容をベースに、素材に合わせて施術方法を変化させたり、薬剤選定を工夫したりしながらイメージ通りに完成させましょう。
第5章では、「L. A. バージョン」のアプローチについて紹介。素材の異なる2人のモデルに対してバレイヤージュを施し、ベージュ系の色みに仕上げる。ダイナミックなグラデーションをつくるコツを学びます。
第6章 デザインを組み立てる(French version)
第6章では、「フレンチバージョン」のアプローチについて紹介。繊細な「光」を効果的に表現するためのテクニックを解説します。
レイヤーや削ぎの多い髪にバレイヤージュをきれいに表現するためのアイデアや、デザインが映える下地づくり、光と影のコントラストのつくり方のコツに注目。
第7章 バレイヤージュのデザインバリエ
これまで学んできたバレイヤージュの技術解説も、いよいよ大詰め。
第7章では、モデルの髪質やカットベースに合わせたさまざまなバリエーションのデザインやテクニックについて紹介します。素材や目指すデザインによって工夫を凝らし、「世界にひとつだけ」のバレイヤージュを完成させるためのアプローチを学べます。
章末のポイントコラムも注目!
ブリーチ+トナーで狙い通りの仕上がりを実現するには…?
バレイヤージュが映えるカットベース
気になる! バレイヤージュの施術時間と料金設定
CONTENTS
第1章 「バレイヤージュ」と「ウイービング」はどう違う?
・バレイヤージュってなに?
・バレイヤージュとウイービング、どう違う?
・素材のジャッジとリタッチの疑問 バレイヤージュを始めよう
・セクショニングとスライスの取り方
・基本の塗布テクニック
・塗り方のバリエーション
第2章 美しいバレイヤージュに仕上げるには?(明度編)
・失敗しない! 明度コントロールのためのルール
・光と影の黄金バランス
・さまざまな塗り方による仕上がりの違い
・上手なプランシェット使いのコツ
・「オンベース」をキープする
・ベースとの明度差が8レベル以上でコントラストが生まれる パネルへの塗布は「鋭角」に
・ブリーチの放置時間と明度の関係
第3章 美しいバレイヤージュに仕上げるには?(色相編)
・色みによる仕上がりの違い
・色相コントロールのポイント
・暖色系 ブリーチ+トナーによる色相コントロール
・中間色 ブリーチ+トナーによる色相コントロール
・寒色系 ブリーチ+トナーによる色相コントロール
・ブリーチ+トナーで狙い通りの仕上がりを実現するには……?
第4章 2つのデザインパターンをマスターする
・2つのデザインパターンの特徴をつかもう
・L.A. versionのテクニック
・French versionのテクニック
・2つのデザインパターン テクニックのおさらい
第5章 デザインを組み立てる(L.A.version)
・CASE 1
・CASE 2
・バレイヤージュが映えるカットベース
第6章 デザインを組み立てる(French version)
・CASE 1
・CASE 2
・気になる! バレイヤージュの施術時間と料金設定
第7章 バレイヤージュのデザインバリエ
・DESIGN A_French version
・DESIGN B_French version
・DESIGN C_French version
・DESIGN D_L.A. version
・DESIGN E_French version
・DESIGN F_L.A. version
・まとめ こんなときどうする? バレイヤージュのデザイン対処法
・もう一度確認! バレイヤージュデザインクオリティアップのポイント
・kakimoto arms 流・バレイヤージュ誕生への道のり
・6 DESIGNS OF BALAYAGE COLOR RECIPE
書籍概要
『ゼロからはじめるバレイヤージュ入門』
著者/kakimoto arms
発売日/2020年10月25日(日)
定価/本体3,800円+税
判型・頁数/A4判変型 112頁
記事・画像提供
女性モード社
美容師向け出版物を発行して60年。『ヘアモード』『美容の経営プラン』『美容界』などの月刊誌や各種書籍を発行する美容専門出版社。
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