欧米では一般的な習慣となっているにもかかわらず、日本ではなかなか定着しない「デリケートゾーンケア」。
その中にあって、デリケートゾーン用スキンケア「I’m La Floria(アイム ラフロリア)」を主力とするMellia(メリア)株式会社が1億円超の資金調達に成功し、注目を集めている。
デリケートゾーンのケアは美容感度の高い人から始めているため、美容サロンとは好相性。美容室やエステティックサロン向けに、ビューティガレージが「アイム ラフロリア」シリーズの取り扱いを開始した。
家入一真氏のファンドやポーラ・オルビスHDが投資
メリアは、幼なじみでもある原由記氏、和田由紀氏の女性起業家2人が2017年5月に立ち上げた会社で、2018年9月に「アイム ラフロリア」を発売した。
2020年1月には、CAMPFIREやBASEの創業者である家入一真氏が率いるファンドNOWと個人投資家からの資金調達に成功。
2019年6月にポーラ・オルビスホールディングスのCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)から得た資金と合わせ、資金調達額は累計1億1600万円に上る。
つまり、デリケートゾーン用スキンケア「アイム ラフロリア」は、名だたる投資家やファンドが注目する、これからの成長が期待されるカテゴリーでありブランドと言える。
デリケートゾーンケアは「女性の美しさと健康のカギ」。
メリアによると「欧米では8割以上の女性が専用のケアをしていて、小さな頃から母親にお手入れを教わる。一方、日本では8割以上の女性が専用ケアをしていない」といい、潜在需要の大きい市場だ。
ただし、いかにポテンシャルが大きいとはいえ、日本ではドラッグストアに並べるだけで売れるというアイテムではない。
現在は百貨店やセレクトショップ、公式サイトなどで販売されており、美容サロンを通じて感度の高い女性の間で認知度が高まれば、加速度的に成長する可能性は大いにある。
イヴピアッツェローズの華やかな香り×乳酸菌でぷっくり保湿
「アイム ラフロリア」の魅力は、ユーザーの満足度97%というイヴピアッツェローズの華やかな香りと、保湿成分に乳酸菌を配合した弱酸性のやさしいスキンケア。
イヴピアッツェローズを基調にヒヤシンスグリーンやリーフィーノートを加え、花束をもらった時のようにふわっと香る、幸せなひとときを感じられる香りに仕上げている。
デリケートゾーンの pH 値と同じ弱酸性(pH4〜5)のため、常在菌のバランスを保ちながら潤いを維持。乾燥によるくすみを目立たなくするビタミンC誘導体も配合している。
ラインナップは「ボディウォッシュ」(250ml、30ml)、「ボディクリーム」(150g)、「フレッシュクリアシート」(1枚×7包入)。
デリケートゾーンだけでなくボディにも使えるため、普段のボディソープの代わりにアイム ラフロリアのボディウォッシュで全身を洗い、風呂上がりにはボディクリームで全身をぷっくりと保湿するという毎日のケアに取り入れやすい。
フレッシュクリアシートは、種子まわりのうぶ毛のみを使用した天然コットン100%のやさしく滑らかなシート。1枚ずつ個包装のため、デートやロングフライトなどの外出先でもサッと使える。
女性のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)向上につながるデリケートゾーンのスキンケア。1億円超を調達した有望株のブランドは、これからの美容サロンの店販にも有用なブランドとなるのか目が離せない。