東京都美容生活衛生同業組合(BA東京)は2020年4月7日付で、組合公式サイト上に「BA東京組合員の皆さんへ」と題した金内光信理事長のメッセージを掲出した。
組合としては「衛生管理を業の基本とする美容業の安全性を訴え、休業要請を回避すること、そして、行政の要請や消費者の自粛により休業を余儀なくされた場合の補償を東京都に要望」していること、しかしながら「どうかここは冷静に国及びこの方針に協力し、この非常事態の収束に協力していかなければならないのかと思います」との弁。
メッセージは「いずれにしても必ず収束するときは来ますので、みんなが同じ苦難を背負っているのですからそれまで心を強く持って忍耐していきましょう!!」との呼びかけで結ばれている。
なお今後も、新型コロナウイルス関連の美容業界情報を、組合公式サイトで随時配信していくとしている。
※以下、メッセージ全文(太字は原文のまま)
BA東京組合員の皆さんへ
新型コロナウイルスの感染拡大が全世界にわたり、かつてない、最大の地球難に陥っております。
緊急事態宣言も出され、美容組合の皆様もさぞかし不安と恐怖に襲われていることと推察しております。
政府の緊急事態宣言の発令により、更に、日々のお客様が減少し、お店の経営への不安と心配が起きているものと心を痛めております。
ただ、私ども組合として何かをしたくても、新型コロナウイルス感染拡大はあまりにも大きな問題で、一業種、一組合が対応できる次元ではなくなっております。組合としては、衛生管理を業の基本とする美容業の安全性を訴え、休業要請を回避すること、そして、行政の要請や消費者の自粛により休業を余儀なくされた場合の補償を東京都に要望しておりますが、どうかここは冷静に国及びこの方針に協力し、この非常事態の収束に協力していかなければならないのかと思います。
全美連からの働きかけもあり、西村経済再生担当大臣の国会答弁で緊急事態宣言の営業自粛対象業種から美容業は外れているとの答弁がありましたので、とりあえず営業の継続はできる可能性が高くなりました。
これらに対する政府と東京との助成対策については、はっきりした時点で追って連絡いたします。
ただ、日本政策金融公庫では利子補給の運転資金の貸し付けをしておりますので希望の方は相談してください。もちろん組合本部でも相談を受けております。
また、日々のサロンにおいてはしっかりとマスクをし、できる限り窓とドアを開けて換気を良くし、手指消毒、セット椅子のひじ掛けやドアノブなどお客様やスタッフが多く触れるところの器材消毒を徹底して営業してください。
店頭には「当店は新型コロナウィルスに対し、器材と手指消毒の徹底に努めております」などの貼り紙をしてみてください。
いずれにしても必ず収束するときは来ますので、みんなが同じ苦難を背負っているのですからそれまで心を強く持って忍耐していきましょう!!
2020年4月7日 BA東京理事長 金内光信