「jooji Bleach on Color」を再編集
ブリーチの神様とも呼ばれた故・jooji氏のブリーチ本「jooji Bleach on Color」が、ベストセラーズから2020年5月上旬に復刊される。
jooji氏への追悼の意を込めて2018年に数量限定で出版された「jooji Bleach on Color」を再編集し、前回未収録の作品20点を追加したもの。
さらに、jooji氏の理論や精神を継承し、ハイトーンブリーチを得意とする気鋭の美容師5名による撮り下ろし作品を掲載する。
A4変形サイズ・フルカラー144ページで3,500円(税込)。
カラーカタログ、理論、継承の3部構成
「jooji Bleach on Color」は、カラーカタログ、理論、継承の3部構成。
ブリーチオンカラーカタログ
第1部の「ブリーチオンカラーカタログ」は、前回未収録の 20 作品を新たに加え、全 120 作品を収録。
カラーデザインの豊富なバリエー ションと、他に類をみない色彩感覚から「魔法使い」と愛されたjoojiのカラーワール ドが堪能できる圧巻のカラーカタログとなっている。
全作品に、使用しているマニックパニック、アンダーレベルの記載付き。
カラーカタログには、「魔法使い jooji」のカラーワールドに魅了されたゲスト 23 名のコメ ントも収録
joojiのブリーチオンカラー理論
第2部の「joojiのブリーチオンカラー理論」では、ブリーチ初級者から上級者まで幅広く対応できるようベー シック編と、アドバンス編の2部構成をとっている。
jooji氏が生前行ったオンカラー20 レシピを掲載。長年の経験から培ったアルカリカラーの調合や、マニックパニックの調合方法も紹介している。
継承
第3部の「継承」では、jooji氏の理論や精神を継承する美容師による撮り下ろし作品とその施術工程を公開する。
参加美容師は、Minako(puf )、田中萌子(dot.tokyo color)、KARIN(Beni)、山本夏広(HAIR&MAKE EARTH)、山崎真(Arrows)の各氏。
クラファンの復刊プロジェクトでは早割も
出版にあたり、3月25日から、クラウドファンディングサービスMakuakeで復刊プロジェクトが始まった。
早割やマニックパニックヘアカラークリーム付きのセットが申し込める。
①【200名限定早割】
15%OFF 送料込み 1冊購入で15%OFF 3,500円→2,975円
②【200名限定早セット割】
特別料金 送料込み 1冊購入+マニックパニックヘアカラークリーム(全10色)×1個 6,580円→3,980円
③【100名限定早割】
20%OFF 送料込み 2冊購入で20%OFF 7,000円→5,600円
④【100名限定早セット割】
特別料金 送料込み 2冊購入+マニックパニックヘアカラークリーム(全10色)×1個 10,080円→6,200円
⑤【50名限定早割】
25%OFF 送料込み 3冊購入で25%OFF 10,500円→7,875円
⑥【50名限定早セット割】
特別料金 送料込み 3冊購入+マニックパニックヘアカラークリーム(全10色)×1個 13,580円→8,400円
⇒復刊プロジェクトはこちらから
⇒(ご参考)マニックパニックヘアカラークリーム
ブリーチの神様 jooji
大阪府出身。グラムール美容専門学校卒業。2000年、2001年、 2003年、2004年にはJHA(ジャパンヘアドレッシングアワー ズ)においてRISING STAR OF THE YEAR(2004年はエリアスタイリ スト)ファイナリストに選出。2007年にブリーチ専門店「gris」をオープンし、ブリーチに魅せられ、ハイトーンカラー表現の技術と理論を極め、SNS にて数多くの作品を発信。2014年にブリーチ専門店を閉めた後、フリーランスの美容師として東京に進出。2017年からは「第2章」と銘打ち、継承、伝達、育成をテーマに、 ブリーチ ワークショップの開催や上海での中国人向けセミナーの開催など後進育成の活動を開始するも、2017年8月、病により永眠。
●WEB 「jooji99 Color Bible」 ( jooji「 第2章」となるHP)
●Instagram @jooji99/@jooji_color
●Twitter @jooji99
joojiについて
復刊にあたり、プロジェクト主催者は、joojiについて次のように述べている。
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どんな色でも自在に表現できる技術力の高さから「塩基性カラーの魔術師」と称されたjoojiは、 10年にも及ぶ歳月をブリーチオンカラーの専門家として活動し、数千人の髪にブリーチや、オンカラーを施術するなかで蓄積された膨大なデータを基に、独自のブリーチオンカラー理論を確立しました。
卓越した技術力と緻密に計算されたブリーチ理論を駆使して表現される彼のカラー作品は、サイモン・エリス(元ヴィダルサスーン総責任者、現シュワルツコフ インターナショナルクリエイティブディレクター)をして「ヨーロッパの大きなヘアショーのレベル」とまで言わせしめるほど、 単にヘアカラーの領海を飛び越え、アート作品としても十分に通用するほど感度の高いものでした。
また、サイモンはjoojiの死に対し「日本の美容を進化させるチャンスだったのに」とその死を悼んだといいます。サイモンだけではありません。 2017年8月に死してもいまなお「ブリーチの神様」(中村太輔氏)や「ブリーチ界の天才児」、「ブリーチの魔術師」など彼を称賛する声はやむことがありません。
joojiが残したブリーチオンカラー理論は、第2章と銘打つ彼のホームページ上に、順次公開されており、反響も大きく、 2017年9月の公開から延べ5万4247人(2020年3月6日現在)が閲覧に訪れています。
そもそも、joojiはブリーチやカラーに関する知識を誰かに教わったことはありませんでした。すべては独学で、「サロンワーク」という実践の場を通じて習得したものなのです。ときに彼は、思い通りのカラーができず「へこみまくる日々もたくさん過ごしてきた」といいます。一つの失敗は小さな発見をもたらし、その小さな発見が積み重なることで、一つの確信へと生まれ変わり、やがて彼の作品を支える確かな理論へと結実していくことになります。
joojiの作品は一見すると、複雑難解な技法を使っているように思えますが、その技法を支えているのは、10年という歳月の中で極限までに無駄をそぎ落とし、ぜい肉を落とし切った、極めてシンプルな理論なのです。
joojiはよくブリーチやブリーチオンカラーの説明において「常に物事を難しくしているのは自分自身だということを忘れてはならない」ということを繰り返し語っています。
ブリーチを難しくとらえすぎ、失敗を繰り返し続けた過去の自分への戒めとして、joojiは常にシンプルに、わかりやすく、誰もが使いこなせるように、ブリーチやブリーチオンカラーの独自の理論を精査し、体系づけてきました。
私たちは、joojiが美容人生そのものをかけて追求し、そして体系化したブリーチオンカラー理論と、その理論により生み出された作品を一冊の本としてコンパイルすることで、ブリーチ専門家としての使命を自らに課し、「継承、伝達、育成」をテーマに、死の直前まで「次世代へと繋がるカラーの研究や確立」を目指したjoojiの思いを、より多くの美容関係者へ伝えていきたいと考えています。