
「日本を代表するトレードショーとして約50年間、開催してきた」(芳賀信享社長)
日本最大のパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市「ギフト・ショー」(主催:ビジネスガイド社)。
春・秋の年2回バイヤーにトレンドを伝えてきた歴史あるイベントが、この秋、第100回を迎える。
「第100回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2025」は、2025年9月3日〜5日の3日間、東京ビッグサイトにて開催。
同時開催展とあわせて、国内外から出展社数3,000社、来場者数23万人と過去最大の規模を見込む(来場実績は、2024年秋が延べ22万1478人、2025年春が延べ22万4201人)。
目次
100回目のテーマは「平和と愛の贈り物」
主催のビジネスガイド社は、3月5日、記者会見を開き、記念すべき第100回のテーマは「平和と愛の贈り物」と発表した。
時代の半歩先を見据えた「アップサイクル」「アニバーサリー」「インバウンド」「ダイニング」の4分野のテーマから、パーソナルギフトと生活雑貨の売り場展開を提案する。
さらに、玩具業界にとどまらず、多分野で新消費者として注目されている、Kid(キッズ)×Adult(アダルト)の合成語で「子ども心を持った大人」を意味する「キダルト」を軸とした展示イベントも企画されている。
また、平均寿命が伸び「人生100年時代」とも言われる中、ケアラーとケアされる側、双方の「安心・快適・ストレスフリー」を実現し、QOL(生活の質)向上をサポートする介護・ケア用品も集められる。

美と健康ビレッジは「快眠・健やか」に注目
美と健康に関心の高い消費者の心を惹きつける、目新しいアイテムがそろう予定の「美と健康ビレッジ」は、「ビューティー&コスメティックフェア」と「ヘルスケアフェア」の2つのエリアで構成される。
化粧品や美容機器、ダイエット用品、オーラルケア用品、健康食品・飲料、衛生・消毒用品、フィットネスツール、リラクセーションアイテムなど多彩な製品が集まる。
前回に続き、注目のテーマが「快眠」。富士ベッドは「昼寝の提案」を行う。リラックス効果が高い繊維を使用したパジャマや枕による、疲労回復への注目が高まる。
「自然素材の採用や、独自技術で健康をサポートする商品などが数多く出展します。加えて『健やかに、幸せに年を重ねる』消費者に向けたさまざまなアイテムが増えそうです」と説明する。
「ご自愛・セルフケア」アイテムも多数
「ビューティー&コスメティックフェア」では、これまで専業サロンやスパなどでしか利用できなかった理美容・フィットネス機器が、機能や効能はそのままに、家庭で手軽に使えるようになった傾向を反映した商品が並ぶ。
消費者の「ご自愛・セルフケア」のニーズがより高まる中、多数の注目アイテムが登場するだろう。
商店建築とタイの素材メーカーが異色コラボ
今回も、「LIFE×DESIGN」「LIVING&DESIGN」「グルメショー」が同時開催される。
LIFE×DESIGNのテーマは、「自分の好きと、私の良いなとあなたにピッタリは違うけどみんなとっても良い感じ」。

とくに、店舗デザインの老舗「商店建築」と人気企画SOZAI展のコラボレーションが見逃せない。日本の建築家とタイの素材メーカーがタッグを組み、これまでにないインテリアと建材を開発。完成したプロダクトをSOZAI展ブースで世界初披露する。
健康と環境にアプローチする「ウェルビーフード」
また、「グルメショー秋2025」のテーマは、「地域を結ぶ、持続可能な食と未来のストーリー」。注目は新たに登場する「ウェルビーフード展」だ。
プラントベース食品やフードロス削減のアイデア、健康的な食材など、健康や環境課題に対応した、持続可能な社会と人々のライフスタイルに寄り添うフードエリアとなる。

会場となるビッグサイトでは、前回に引き続き、りんかい線国際展示場駅と東京ビッグサイト東展示棟を往復する無料送迎バスや、東展示棟と南・西展示棟を結ぶ無料会場巡回シャトルを用意する。
ギフト・ショーおよび同時開催展はいずれも入場無料だが、公式サイトからの来場者登録が必要。
なお、「第101回ギフト・ショー」の日程は、2026年2月4日〜6日で決定した。
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