
「長年続く理容室、組織へ」。自身も創業120年を超える理容室を経営する木下幹事長が未来を見すえる
2025年2月25日に開かれた全国理容生活衛生同業組合連合会(全理連)の春期研修会では、VR技術を活用した革新的な教育システムやトレンドが紹介され、中央講師会の木下裕章幹事長が今後の狙いを示した。
VR技術で理容教育に革命を

モノよりコト、ハードよりソフトという風潮だが、最新のハードの情報をチェックして取り入れることもやはり重要。全理連ではVR(拡張現実)などの最新ハードウェアを活用した教育改革を推進している。
木下幹事長は「ハードを通していかに教育として前進できるか」という観点から、教育の質と効率を高めるためにテクノロジーを積極的に活用する必要性を強調した。
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品質の向上、改めて取り組む
全理連では、昨年から「Changes your life with Quality Improve~品質向上であなたの人生を変える~」をテーマとしている。
理容業界におけるソフトコンテンツは講師陣が結束して作り上げていて充実している。一方、ハード面も著しく進化していることから、新テーマを実践的に取り入れることで、品質価値の向上につなげていく考えだ。
50周年、そして100年続く組織へ

来年5月に全理連が創立50周年を迎えることを改めて紹介し、木下幹事長は「100年続く組織でありたい」という長期的なビジョンのもと、取り組みを進めていくとした。
なお、全国大会は今年10月に兵庫県で開催する。新時代の理容技術の可能性を広く発信する場となる。
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