ネイリー✕東京ガールズコレクション✕鈴木おさむ 資本業務提携でPR戦略を強化

経営・業界動向
ネイリー✕東京ガールズコレクション✕鈴木おさむ 資本業務提携でPR戦略を強化

左から東京ガールズコレクション運営企業の社長を務める村上範義氏、ネイリーCEOの浅倉健吾氏、鈴木おさむ氏

ネイリストやアイラッシュアーティストら施術者個人に直接予約できるアプリ「Nailie(ネイリー)」。

そのネイリー社が、元放送作家の鈴木おさむ氏が運営するベンチャーファンドのスタートアップファクトリー1号投資事業有限責任組合(ゴーイングメリー社)、東京ガールズコレクション(TGC)を企画制作するW TOKYO社と資本業務提携する。

メディア戦略、PRを強化

鈴木おさむ氏は「SMAP×SMAP」など人気番組の放送作家として活躍し、現在はスタートアップ企業の支援を行っている。

東京ガールズコレクションは日常で着られる“リアルクローズ”のファッションイベントとして、リアルとオンラインで延べ約800万人を動員し、SNS総フォロワー数は220万人を超える。

今回の資本業務提携により、メディア戦略やPRを強化して認知拡大を図る考えだ。

ネイリー浅倉健吾代表取締役CEO
21歳でネイルサロンを開業し、予約ポータルサイトに頼らない仕組みとしてネイリーをつくったという浅倉健吾CEO(インタビューより)

TGCのオフィシャルパートナーに

代々木体育館など大箱で開催するコレクション以外にも、TGCは全国各地でコラボイベントを開催している。

たとえば来年4月には、麻生美容専門学校など12校を経営する麻生専門学校グループとの共催によるTGCを熊本で行う予定だ。

ネイリーはTGCのオフィシャルビューティーパートナーとなり、美容業界の次世代スターの輩出、“美容エンタメメディア”の立ち上げなどを計画しているという。

今夏も8.2億円を資金調達

ネイリーは今夏にもニッセイ・キャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、ポーラ・オルビスキャピタル、THE SEED、ベクトルなどから8億2000万円の資金調達を行った。

ネイリーの資金調達の歩み

【1】 1.5億円
▽開示=2019年10月
▽引受先=サイバーエージェント、西江肇司(ベクトルCEO)、エボラブルアジア

【2】 3億円
▽開示=2020年11月
▽引受先=サイバーエージェント、SBCグループなど

【3】 8.2億円
▽開示=2024年7月
▽引受先=ニッセイ・キャピタル、SMBCベンチャーキャピタル、POLA ORBIS CAPITAL、THE SEED、ベクトルなど

【4】非公表 NEW
▽開示=2024年12月
▽引受先=スタートアップファクトリー、W TOKYO社

※【3】までの資金調達額は上記外の5000万円をあわせて累計で13億2000万円。今回の調達額は非公表

10月より、従来のネイリストに加え、アイラッシュアーティストとアイブロウリストの登録もスタート。登録している施術者は3万人を超え、アプリの累計ダウンロード数は220万件を突破した。

今回、メディアやPR戦略に強い2社からも資金を調達し協業していくことで、一層の成長が期待される。

なお、出資を行う両社の代表からも期待のコメントが寄せられている。

スタートアップファクトリー代表 鈴木おさむ氏

僕は「今までありそうでなかったもの」を作る人をリスペクトします。

このサービスはまさにそれで、ネイルという一番身近にある「変身」にマッチングを掛けたこのネイリーは、もっと当たり前になっていく。

僕が立ち上げたファンド「スタートアップファクトリー」として、絶対に投資したいと思えるものでした。

ネイリーと浅倉社長に、期待しかない!

W TOKYO代表 村上範義氏

この度、ネイリー社へ出資のご縁をいただき、大変嬉しく思っております。

当社の基幹事業である東京ガールズコレクションと親和性のある同社の事業に大変魅力を感じ、資本業務提携を締結いたしました。

ネイリスト・ユーザー・ネイリー社が輝く世界をつくるためのサポーターとして、市場拡大や認知度向上に伴走しながら、両者の強みを活かして新たな価値を共に創造してまいります。

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文/大徳明子

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