59店舗で売上15億300万円、9年で売上100倍
アルテ サロン ホールディングス傘下の株式会社C&Pは、2020年2月21日、「ChokiPeta (チョキペタ)」60店舗目となるエトモ鵜の木店をオープンする。
チョキペタは、2011年7月に第1号店の堀切菖蒲園店を出店。1年目は2店舗で売上1500万円だったが、2019年には59店舗で売上15億300万円へと、100倍超を売り上げるまでに成長した。
コンセプトは「早い!安い!親切!丁寧!」
チョキペタは、伸びた分だけカットやカラーをして、いつものキレイな状態をキープする、カットとカラーの「メンテナンスサロン」。
そのコンセプトは、「早い!安い!親切!丁寧!」。
鵜の木店は、カット&ドライ1300円、カラー(根元染め)1900円。定期的に身だしなみを整えるニーズに対して手頃な料金でサービスを提供する。
カラーは白髪染め専門。カットは大きくヘアスタイルを変えずに伸びた分の毛先を1~2cm整えるメンテナンスカット専門としているのが特徴だ。
「ついで利用」狙いの立地、予約不要、券売機で事前精算
チョキペタの利用客は、40代後半~60代の女性が中心。買い物などの「ついで」に利用されやすいよう、普段の生活導線上に位置する場所として、スーパーの店内などにオープンする戦略を取っている。
新店が入る「エトモ鵜の木」(東京都大田区)は、東急多摩川線・鵜の木駅直結の商業施設。
駅直結の商業施設としては小規模の平屋の建物だが、唐揚げ持ち帰り店、宝くじ・ロト売り場もあり、地域住民の生活に根差した場所だ。
▽(参考)エトモ鵜の木=https://tokyu-iimise.jp/etomo/unoki/
予約は不要で、会計は券売機で事前精算。シャンプーはオートシャンプーを利用し、ブローはセルフサービス。
様々な仕組化を進めることで、安さを実現しながら利用者の満足度を高めている。
約半数が元・休眠美容師。社内講習や動画マニュアル充実
チョキペタで働くスタッフは、その約半数、48%が元・休眠美容師だ。
ブランクがある美容師に対して、店舗に立つ前の技術チェック、カラーリストとして働きながらカット技術の再習得・向上を目指せる講習などのフォローアップを行っている。
また2018年より、動画マニュアル共有サービスの「ClipLine(クリップライン)」を導入。
チョキペタの教育コンテンツは150種を超え、技術や接客に関する様々なノウハウをタイムリーに全店に共有できる。
「文字で説明しにくい技術的な部分はもちろん、券売機の使い方なども動画だと分かりやすく、いつでも時間があるときに何度も確認できると好評」という。
さらに2020年度からは、社内カット講習の回数を倍増させ、元・休眠美容師の早期育成に取り組むとしている。
2023年に100店舗出店へ
チョキペタは2019年3月に50店舗目を出店、今回の出店で60店舗となる。
身だしなみを整えるメンテナンスサービスの需要拡大とともに着実に売上を拡大しており、今後も出店を進め、2023年に100店舗出店を目指す構えだ。
チョキペタ エトモ鵜の木店
▽住所=東京都大田区鵜の木2丁目 4-1 エトモ鵜の木
▽料金=カット&ドライ1300円、カラー(根元染め)1900円 ※価格は税込
▽HP=http://www.chokipeta.com/saloninfo?pid=1398
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