QBハウスが1400円に値上げ　割引拡大でヘビーユーザーは実質値下げ

キュービーネットホールディングスは2024年12月16日、国内の「QBハウス」全店のカット料金を50円値上げすると発表した。

来年2月1日より、現行の1350円から1400円（いずれも税込）に引き上げる。また、定期利用者向けの割引サービスである「ツキイチ」の対象を全年齢へ拡大する。

昨春に150円値上げ。さらに50円アップ

2023年4月に価格を改定したQBハウス。昨今の物価高を受け、またサービス向上へ向けた投資を行うため、さらなる値上げに踏み切る。

「千円カット」の代名詞だったQBハウスだが、消費税が8％に上がった2014年に1080円へ、消費税が10％になった2019年に1200円へと価格を改め、2023年に1350円となり、ついに2025年は1400円となる。

QBハウスは、月に1度の利用で100円の割引を行うサービス「ツキイチ・キャンペーン」を常時行っている。

従来は「65歳以上」としていたが、2月より「全年齢」へ拡大し、幅広い世代でのリピート促進を図る。

毎月利用している64歳以下の利用者にとっては、カット料金が50円値上がりしてもツキイチの適用で100円割引されるため、実質的には従来と比べて50円の値下げとなる。

価格改定を行う一方、ヘビーユーザーへの割引サービスを拡充することで固定客化、リピート促進を図る構えだ。