「テーマは、理美容を通じて次代を創造する映像。どんな映像でも構いません。理美容師としてのプライドを持った映像作品でご応募ください」
そんな応募規定の映像コンテスト「KAMI-1(カミワン)グランプリ」は、美容師や美容室を三ツ星で表彰する「KAMI CHARISMA(カミカリスマ)」と連動した企画だ。
2024年12月10日に東京・日比谷の帝国ホテルで開催された「カミカリスマ アワード」の冒頭、「カミワングランプリ2024」の結果が発表され、雨宮雄三氏(OCEAN TOKYO OVER)がグランプリに輝いた。
賞金総額600万円の豪華コンテスト、4000作品が集まる
カミワングランプリは40歳以下の理美容師が対象で、個人または4人までのチームで参加する。グランプリに輝いた雨宮氏は個人で参戦。審査は”美容師審査員”と”クリエイティブ審査員”によって行われた。
年々参加者が倍増しており、プレ開催だった2022年は1008作品、2023年は2260作品、そして今年は4120作品が集まった。
「今年の頭から練りに練った。最高の気分です」
表彰式では、美容師審査員を代表して川畑タケル氏(BEAUTRIUM=ビュートリアム)がクリスタルのトロフィーを授与。クリエイティブ審査員の中内章裕氏(映像ディレクター。スペラール代表)が副賞を手渡した。
カミワングランプリは、グランプリに500万円、特別賞に100万円の賞金総額600万円という豪華なコンテスト。雨宮氏には500万円が贈られる。
雨宮氏は「挑戦する機会をもらえたことに感謝している。去年は惨敗。今回は、今年の頭から練りに練った。今後も自分のクリエイションを高めていきたい。最高の気分です」と喜びを語った。
2025年は海外からも参戦
来年のカミワングランプリには、海外からの理美容師も参戦する。
SNSでの集客が盛んになり、美容師に発信力が求められるようになった今の時代の動画コンテストとして、さらに参加者も増えて規模を拡大していきそうだ。
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取材・文・撮影/大徳明子