2024年も残すところあとわずかとなりました。
今年は衆院選が行われたほか、株価が激しく乱高下するなど、政治も経済も大きく動いた1年でした。
今回の「週刊タイパニュース」では、今年のニュースを振り返っていきます。
政治も経済も激動の1年
こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動している宮原健太です。
もう2024年も年の瀬となりましたが、皆さんにとっては良い1年でしたでしょうか。
私にとって今年は、政治や経済に関するさまざまなニュースが舞い込む激動の1年でした。
年の瀬に今年の出来事を振り返っていきたいと思います。
与党過半数割れが政治を大きく変えた!
政治の世界においては、衆院選が行われ、自民党と公明党の与党が過半数割れしたことが一番のニュースとなりました。
これまでは自民と公明が過半数を得ていたため、政府与党の意向だけで法案も予算案も通すことができたわけですが、現在は一部の野党の協力を得なければいけません。
そうした中、国会ではキャスティングボートを握る国民民主党が求めた「年収103万円の壁」の引き上げで合意するなど、これまでとは違う力関係のもとで政治が動いていきました。
このような与野党の駆け引きは来年も続いていくとみられます。
株価の動きが乱高下
一方、経済では2月に日経平均株価が史上最高値を更新した一方で、その半年後の8月には4451円安という過去最大の大暴落が起きました。
その背景には、日本で進みすぎてしまった円安物価高を是正するために、日本銀行が金利を上げて輸出産業にダメージを与えてしまったほか、アメリカ経済の失速も起きるというダブルパンチがありました。(詳しくは「株価大暴落の背景は?」)
こうしたことから、日銀は利上げに慎重となっていますが、一方で現在も円安物価高が続いており、どう解消していくかが来年も問われていきます。
国際情勢でも激動が続く
また、国際情勢を巡っても大ニュースが相次ぎました。
アメリカ大統領選ではトランプ氏が勝利し、来年の1月20日からは新政権が発足します。
また、イギリスでも14年ぶりに政権交代が起きたほか、フランスやドイツも政情が不安定になり、韓国では大統領が弾劾訴追されるという事態に陥っています。
その背景には移民問題や物価高があり、こうした課題が解決されるのかが注目されます。
次回は来年のニュースについて展望していきます。
ぜひ、お楽しみに!
宮原 健太
ジャーナリスト、YouTuber
1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。YouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」ではバーチャルYouTuberとしても活動しており、日々のニュースを分かりやすく解説している。
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編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)