④人気の薄毛対策、男性は「専門クリニック」への意向高く

今後試してみたい「薄毛対策」の1位は男女ともに「育毛エッセンス・育毛ローションや発毛剤・育毛剤」。2位は男女で異なり、男性は「薄毛治療・対策のできる病院や専門クリニック」、女性は「薄毛が目立ちにくい分け目や髪型」です。
この結果からは男性のほうが、より積極的にプロの薄毛対策に投資しようとしていることがうかがえます。女性はまずは自宅で対策したいという人が多そうです。
⑤薄毛対策にかけてもよい金額、最も高い年代は?

薄毛対策にかけてもよいと思う1カ月あたりの平均金額は、男性が4,928円、女性が3,559円です。年代別には、特に20代男性が7,475円と他の年代よりも高くなっています。
また男性は全ての年代において女性よりも金額が高いです。前述した「薄毛対策」とも連動し、薄毛予防を含む対策に対する男性の高い意欲が見られます。
⑥育毛促進に対する理美容室への期待は上昇傾向

一方、理美容室においてはどうでしょうか?
育毛促進や髪のボリュームアップに関して理美容室への相談意向がある人(「とてもそう思う」「まあそう思う」の合計)は35.9%で、ここ4年で増加し続けています。しかし、相談意向はあるのに、相談できていない人も一定数いるようです。
⑦理美容室で相談してみたいのにできていない理由は?

では、理美容室への相談意向があるのにもかかわらず相談ができていない理由を見てみましょう。男女とも1位が「言い出すのが恥ずかしいため」。男性は女性よりも恥ずかしいと感じる割合が12.2ポイント上回ります。
理美容室での育毛促進や髪のボリュームアップに関する相談意向も年々増加していますが、「相談したいけど恥ずかしい」「相談して良いアドバイスが得られるのか?」といった不安を抱えている人も多いようです。
理美容室が予約サイトやホームページで「髪のボリューム不足にお悩みの方へ」といった情報を事前に発信することで、利用者の心理的なハードルを下げる効果が期待できそうです。
■ データ出典
ホットペッパービューティーアカデミー
■調査期間
2024年7月
■調査対象
〈スクリーニング調査〉5万人
〈本調査〉2,065人(全国20~69歳男女、現在薄毛の認識があり、薄毛を気にしている人)

田中 公子
ホットペッパービューティーアカデミー研究員
TANAKA KIMIKO/前職は経営コンサルティングファームでIT業界の業務改善に携わる。リクルート入社後、ホットペッパービューティーの事業企画を経て、2012年から現職。調査研究員として、「美容センサス」をはじめとする美容サロン利用調査や美容消費の兆しを発信。セミナー講演、業界誌・一般誌・テレビなど取材多数。共著に『美容師が知っておきたい50の数字』『美容師が知っておきたい54の真実』(女性モード社)ほか。
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