「エキテン」で知られるデザインワン・ジャパン本決算は減収減益

経営・業界動向
「エキテン」で知られるデザインワン・ジャパン本決算は減収減益

デザインワン・ジャパンの2024年8月期本決算(2023年9月〜2024年8月)は、売上高が22億6400万円(前年同期比6.7%減)の減収だった。

エキテン」における有料店舗会員数の減少と解約の発生が継続。営業損益2億600万円、経常損益1億8800万円と赤字幅が拡大した。

事業全体の売上は減収減益となったが、グループを再編しDX領域にフォーカスすることで、巻き返しを図る。

デザインワン・ジャパンの2024年8月期決算

2024年8月期(2023年9月1日~2024年8月31日)※連結

売上高

22億6400万円(△6.7%)

営業利益

△2億600万円(―)

経常利益

△1億8800万円(―)

親会社株主に帰属する四半期純利益

△3億1000万円(―)

※包括利益 △2億8400万円(―)

セグメント別の業績概要

セグメント売上高
(千円)
セグメント利益
(千円)
インターネットメディア事業1,357,229
(18.2%減)
△77,316
(前年度160,778)
DXソリューション事業858,494
(17.4%増)
△83,018
(前年度△89,353)
HRソリューション事業69,264
(14.6%減)
4,504
(23.5%減)

インターネットメディア事業は、主力事業である「エキテン」の業績不振が続き、減収減益。

DXソリューション事業は、ITオフショア開発事業が振るわなかったものの、マーケティング・WEB制作・受託開発事業においては売上高の増加により赤字幅は縮小した。

HRソリューション事業は、人材紹介サービスの売上が伸び悩んだ。

グループを再編しDX領域にフォーカス

経営リソースを最適化し、グループとしてDX分野に注力するため子会社3社の再編を実施。

子会社「DEECH」と「昼job」は事業を譲渡し、連結対象から除外される予定。子会社「オコマリ」は吸収合併となる。

AI活用のナレッジや顧客DBを組合せ、サービス企画から開発まで、顧客のDX化を幅広く伴走支援する。

グループ再編によってDX領域に事業をフォーカス
(決算説明資料より)

2025年8月期通期業績予想

2025年8月期(2024年9月1日~2025年8月31日)※連結

売上高

16億円700万円(前年比29%減)

営業利益

△2億5300万円(―)

経常利益

△2億4300万円(―)

親会社株主に帰属する当期純利益

△2億4700万円(―)

■ あわせて読みたい

>> 業績悪化のデザインワン・ジャパン 本社移転で年間7000万円のコスト削減

>> 「デザインワン・ジャパン」の記事をもっと読む

ビューティガレージ(理美容Vol.10・private.・いさなさん編)正方形バナー(AD)
AD(いさなさん編)
ビューティガレージ(理美容Vol.11・flammeum・宮崎寛さん編)正方形バナー(AD)
AD(宮崎寛さん編)

関連キーワード

注目キーワード

新着記事一覧   トップページ  
Top