【男女5万人調査】物価高が白髪ケアに与える影響は？　白髪ぼかしの人気や有名人ランキングも

近年の物価高の影響を受けて美容室の消費変化がニュースになっています。物価高が続くなか、理美容室の白髪染めの頻度には変化があるのでしょうか？

ホットペッパービューティーアカデミーが2016年から毎年調査している「白髪・グレイヘアに関する意識調査2024」から男女5万人（スクリーニング調査5万人、本調査1,031人）の最新の白髪ケアのトレンドを見ていきましょう。

文・作表　田中公子（ホットペッパービューティーアカデミー研究員）

①40代・50代女性の62%が白髪に不安を感じる

「今後や将来を考えた時、白髪についてどの程度不安に思っていますか？」に対して、40代女性の62.3％、50代女性の62.8％が白髪に対して不安を抱いています。

他の年代と比較しても、この世代の女性が特に強く白髪に対する不安を感じていることがわかります。加齢の影響や、40代・50代の働く女性の増加により、人の目を気にする機会が増えていることも影響していそうです。ミドルエイジの女性に対する、白髪対策の提案のニーズの高さがうかがえます。

物価高が続く中、理美容室での白髪染めの頻度はどう変化したのでしょうか。調査では、76.0％の人が「変わらない」と答え、一方で18.6％は「頻度が減った」と回答しています。

多くの人が頻度を維持していることは、白髪染めの対策費用は優先順位の高い消費であるということです。一方で、経済的な負担を理由にケアを減らしている人も一定数いることがわかります。

理美容室で1回あたりの白髪染めにかける金額はどのくらいでしょうか。2024年の平均は男性が4,176円、女性が5,714円。2年連続で増加しています。

物価高の影響も考えられますが、質の高いケアやトレンドを取り入れた施術への需要が増えていることも一因でしょう。