日本政策金融公庫は、2024年10月1日付で金利を改定した。
生活衛生改善貸付の特別利率Fが前月から0.1ポイント低下し、無担保、有担保の基準利率の上限および災害貸付などの基準利率の下限も前月から低下した。
目次
主要金利の上限、下限ともに低下
2024年10月1日現在の国民生活事業の主要金利一覧は、以下のとおり。
上限金利および全体の下限金利が低下した。
無担保融資の基準利率(税務申告を2期終了)
2.20~3.40%(前月2.35~3.45%)
無担保融資の基準利率(税務申告を2期終了していない)
2.30~3.50%(前月2.60~3.70%)
有担保融資の基準金利
1.20~3.00%(前月1.35~3.05%)
災害貸付、新型コロナウイルス感染症特別貸付などの基準利率
1.35~2.55%(前月1.45~2.55%)
マル経融資(小規模事業者経営改善資金)、生活衛生改善貸付の特別利率F
1.35%(前月1.45%)
マル経融資・生活衛生改善貸付とは
マル経融資(小規模事業者経営改善資金)は、商工会議所や商工会などの経営指導を受けている小規模事業者の商工業者が利用できる。
生活衛生改善貸付は、生活衛生同業組合などの経営指導を受けている生活衛生関係の事業を営む小規模事業者が利用可能。
金利の詳細は、日本政策金融公庫公式サイトから確認できる。
文/鳴瀬魁吏