内田聡一郎さん(LECO)と浦さやかさん(QUQU)によるクリエイティブユニットのテンサイズ。
資生堂プロフェッショナルが主催する「BEAUTY CREATORS CONNECT 2024(ビューティークリエイターズコネクト)」でヘアショーを披露した2人にクリエイティブへのこだわりや想いを聞いた。
夏の終わりの卒業式
── ヨーロッパ風の演出から始まって最後は日本の卒業式というストーリーには意表を突かれました。
内田 今回のイベントは9月に開催されたので夏の終わりの卒業式ですね。あえて春にはやらない。
浦 どんなステージにするか考えた時、桜は絶対に使いたいなと思って。サブカルの要素を入れて日本らしさを表現しました。
── ビューティークリエイターズコネクトのコンセプトが「内なる美を呼び覚ませ Awaken Beauty From Within」でしたが、これをどのように解釈して落とし込んでいったのですか?
内田 美というのは多様性がすごくある。王道の美しさもあるけれど、ちょっと違う部分から見た時の方が今回のコンセプトに合うなと感じて落とし込んでいきました。
意見の衝突が化学反応を起こす
── 美容師さん同士のクリエイティブユニットというのがめずらしいですよね。2019年にテンサイズが結成された際は話題を呼びました。
内田 すぐにコロナが始まってしまったのであまり活動できなかったのですが、今回、このような舞台でショーを行うことができました。
── お二人の意見が衝突したりしないのでしょうか?
内田 毎回衝突させます(笑)根幹になる最初のコンセプトは浦さんが決めて、そこに私のアイデアを重ねて化学反応を起こしていきます。
世界規模で活動していきたい
── 今後はどのような活動を行っていきたいですか?
内田 最近は、台湾、中国、韓国など、アジア各国でセミナーをしています。
浦 今回のステージでもヨーロッパの要素を取り入れたのですが、今後はヨーロッパにも活動領域を広げていきたいと思っています。
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