ホットペッパービューティーアカデミーは、2024年8月20日に「【都道府県別】20代・30代女性の美容意識・実態調査2024年」を発表しました。
この調査は、毎年20〜39歳の女性を対象に、美容室やネイルサロン、エステサロンなどの美容サロン利用状況を都道府県別に分析しています。本年度も、客単価やメニューの利用率が特に高かった地域について、その背景を考察していきます。
文・作表 田中公子(ホットペッパービューティーアカデミー研究員)
目次
①美容室の1回あたりの利用金額、トップは2年連続で三重県
美容室1回あたりの利用金額で全国トップに立ったのは、三重県です。昨年に引き続き、平均利用金額が10,172円で2年連続の1位を獲得しました。2位には富山県がランクインし、平均利用金額は9,708円となっています。
平均利用金額トップ2の三重県と富山県には共通点があるのです。
②富山県と三重県が店販購入率でも上位をキープ
美容室の店販購入率においては、富山県が2年連続で1位、三重県が2位となりました。
三重県や富山県では、美容室を受けるだけではなく、ホームケア製品の購入を通じて美を維持しようとする意識が高いのかもしれませんね。
施術に加えて自宅ケアを提案していることが、利用金額の上昇につながっていると考えられます。
③美容室の年間利用回数は東京都が全国トップ!大阪府・広島県が2位
美容室の年間利用回数で全国1位にランクインしたのは東京都!
平均利用回数は4.04回で、前年の2位から順位を上げました。大阪府と広島県が3.84回で2位となりました。
新型コロナ感染症が5類に移行して1年が経ち、外出の規制がほぼなくなり、イベント開催等も復活しました。イベントやパーティーに出かける回数が増えることも、美容室への来店回数増加に影響しているかもしれませんね。