ギフト商材・生活雑貨分野における日本最大の国際見本市として、春と秋の2回行われる「ギフト・ショー」(主催:ビジネスガイド社)。今秋は2024年9月4~6日の3日間、東京ビッグサイトで開催される。
併催展とあわせて国内外から2783社が出展予定で、昨秋の21万人を上回る25万人の来場を見込む。
2024.08.21更新(2024.08.21公開)
4展の併催で2700社が出展
「第98回東京インターナショナルギフト・ショー秋2024」は「第16回LIFE×DESIGN」「LIVING&DESIGN2024」「第36回グルメショー秋2024」と同時に行われる。
展示会 | 出展社数 |
①ギフト・ショー | 1990(うち海外830) |
②ライフ×デザイン | 434(うち海外53) |
③リビング&デザイン | 25(うち海外2) |
④グルメショー | 334(うち海外3) |
合計 | 2783(うち海外888社) |
会場は広大で、東京ビッグサイトの南ホールを除いた全域、東展示棟1~8ホールおよび西展示棟1~2ホール、アトリウムにわたる。
出展社数は同時開催展をあわせて2783社に上り、このうち888社は海外16の国と地域から参加する。
韓国パビリオンは多彩な23社
今回はギフト・ショー内のエリア「美と健康ビレッジ」に、コリアンビューティーパビリオンが設けられる。
これまでも韓国パビリオンはあったが、化粧品などのビューティーに特化したパビリオンができるのは、50年ちかい歴史のあるギフト・ショーで初めてのことだ。
8月6日に東京・浅草の本社で開かれた記者会見では、動画での登壇となった芳賀信享社長が「コリアンビューティーパビリオンには韓国から23社が出展する」と説明した。
コリアンビューティーパビリオンの場所は東6ホール。
香りアイテムに特化した「A’ROMA FLAVUM(エイロマフラブム)」、農産副産物を原料とするスタートアップの「COCOBERRY(ココベリー)」、リーズナブルな価格帯に強い「COWELL COSMEDI(コーウェルコスメディ)」など多彩な顔ぶれとなっている。
約50のフェアと豊富なイベント
展示会内のゾーンやコーナーを、ギフト・ショーではテーマ性を持たせてビレッジやフェアと呼ぶ。ギフト商材の対象は幅広く、フェアの数は50ほどに及ぶ。
会見では、ギフト・ショーを統括する藤波信義氏がフェアやビレッジの特徴を解説した。
ヤングファッション&キッズスタッフフェア
小間数が500を超えるギフト・ショー内最大のフェアで、コロナ禍前よりも出展社が増えた。イマドキの商品からイベント・キャンペーン向け商品までが一堂に集まる。
美と健康ビレッジ
「第48回ビューティー&コスメティックフェア」と「第30回ヘルスケアフェア」が主軸。さらに待望の「コリアンビューティーパビリオン」が設けられる。
生活雑貨ビレッジ
定番ジャンルの「生活家電」にスポットを当てる。バラエティー豊かなギフト商材がそろう。
備えプロダクトShowcase
自然災害への警戒が高まる昨今、来場者の関心を集めそうな「最新の防災用品」を一挙に紹介する。
併催展も見どころ盛りだくさん
ギフト・ショーではさらに、「体験」「chill(Relax)」「推し活」「記念日」の4分野で提案する「心を伝える愛の贈り物」や、「EarlyHEISEI!!~20世紀最後の時代がもう懐かしい雑貨たち~」などの展示を予定している。
「新製品コンテスト」や「輸入品人気コンテスト」「女性のハートをキャッチするギフトグッズコンテスト」「キッチン&ダイニンググッズコンテスト」「ディスプレイコンテスト」など、コンテストも数多く実施する。
また、併催のライフ×デザイン展とリビング&デザイン展については、来間洋人氏が注目ポイントを紹介。今回も建築デザイン雑誌「商店建築」とのコラボレーション企画を行うとした。
グルメショーについては、従来の「グルメ&ダイニングスタイルショー」から「グルメショー」へと名称を変更することを甲州利勝氏が改めて述べた。
さらに「出展社の1割ちかくが出汁(だし)を出品する。ワンランク上のこだわりを感じるものが多い」と今回の傾向に触れた。
なお、ギフト・ショーおよび併催展はいずれも入場無料だが、事前に公式サイトから登録する必要がある。
会期中は、りんかい線国際展示場駅から無料の送迎バスが運行され、毎日先着1000名に豪華商品がプレゼントされる。
取材・文・撮影/大徳明子