直販に強い企業だが、美容サロン向けにも業務用品や店販品を展開している
2024年12月期の中間決算が前年同期比3.7％増の236億4900万円で着地したユーグレナ。
直販を主力とする同社はキューサイを含めたグループ全体の定期購入者数が70万人を超え、さらに美容サロンでの販売も行っている。
決算発表に伴い、主要ブランドの2024年1～6月の売れ行きを明らかにした。パーツケアの美容液などを展開する「CONC（コンク）」が好調で、ヘマチン配合の毛髪美容液を主力とする「epo（エポ）」も堅調に推移した。
からだにユーグレナ
石垣島産ユーグレナを10億個も配合した「グリーンパウダー」などの健康食品を取りそろえる「からだにユーグレナ」シリーズ。
広告を増やしたことが奏功し、値上げを行った後も堅調に推移した。
＞＞ 「からだにユーグレナ シリーズ」をチェック（ECサイト）
コンク
主要ブランドのなかで一番好調な動きを見せたのが「CONC（コンク）」。
目元・口元美容液の「リンクル インジェクション」がヒットとなり、定期購入者数が1年で6倍に増えた。
エッジの効いた新商品として、マスカラ下地にもなるまつ毛用美容液「アイラッシュブーストセラム」を今年1月に発売。引き続き積極的な広告展開を行い、ブランドの育成を図る考えだ。
■ あわせて読みたい
＞＞ ユーグレナ・安藤崇さんが語る 「CONCセラメントエッセンス」のおすすめポイント
ワン
ユーグレナ配合のオールインワン美容クリームの「one（ワン）」は、広告投資を拡大したが投資効率がやや悪化し、横ばいに推移した。
あきゅらいず
身体の内側と外側の両方からアプローチする「akyrise（あきゅらいず）」。
広告素材の入れ替えタイミングだったため広告出稿を抑制した結果、売上が減少した。下期に再拡大を目指す。
エポ
グループ会社のエポラが展開する「epo（エポ）」は、美容室でも「エポ プレミアムヘマチンミスト」などが取り扱われている。
成長商品へ厚めに広告を出すなどして、広告投資を抑えながらも堅調に推移した。
シーコーヒー
グループ会社のMEJ（エムイージェイ）が展開する「C COFFEE（シーコーヒー）」は、5種のチャコール（炭）とMCTオイルを配合したダイエットをサポートするコーヒー飲料。
広告投資の効率は改善傾向にあり、下期は新商品を投入して底打ちを目指す構えだ。
ひざサポートコラーゲン
グループ会社のキューサイが展開する「ひざサポートコラーゲン」は広告投資を拡大したところ投資効率がやや悪化した。
売れ行きは、前四半期と比べて微減にとどまった。
コラリッチ
キューサイの「COLARICH（コラリッチ）」も投資効率がやや悪化した。
前四半期比で微減となったが、ビッグサイズの導入でライフタイムバリュー（LTV）が改善した。
ザ・ケール
キューサイが販売する「ザ・ケール」は減少基調が続くが、減少ペースは鈍化した。
下期は新規施策を打って底からの脱却を図る。
| ブランド名 | 売れ行き |
| からだにユーグレナ | →（横ばい） |
| コンク | ↑↑（アップ） |
| ワン | →（横ばい） |
| あきゅらいず | ↓↓（ダウン） |
| エポ | →（横ばい） |
| シーコーヒー | ↓↓（ダウン） |
| ひざサポートコラーゲン | →（横ばい） |
| コラリッチ | →（横ばい） |
| ザ・ケール | ↓↓（ダウン） |
■ あわせて読みたい
＞＞ ユーグレナ・安藤崇さんが語る 「CONCセラメントエッセンス」のおすすめポイント
文／大徳明子
