目次
- 3 シェアサロン
- 3.1 シェアサロンの特徴
- 3.2 主要なシェアサロン
- 3.2.1 GO TODAY SHAiRE SALON
- 3.2.2 AIR SALON
- 3.2.3 EMANON(エマノン)
- 3.2.4 DX SHARE SALON(ディーエックスシェアサロン)
- 3.2.5 SALON VILLAGE(サロンビレッジ)
- 3.2.6 SALOWIN(サロウィン)
- 3.2.7 FBeauty
- 3.2.8 Qnoir(クノア)
- 3.2.9 グランストーリーサロン
- 3.2.10 The Apartment of Solon (ソロン)
- 3.2.11 Glamorous H(グラマラスエイチ)
- 3.2.12 OASIS RESORT SPA
- 4 美容室モール
- 4.1 美容室モールの特徴
- 4.1.1 THE SALONS
シェアサロン
ビジネスモデルとしては、米・WeWorkなどシェアオフィスの美容室版。シェアリングエコノミーが流行りのビジネスモデルであることや効率的な運用にはシステムの活用が欠かせないことなどから、勝機ありと見る異業種の参入が活発となっている。
シェアサロンの特徴
【サロンと美容師の関係】
・フリーランス美容師が月額やスポットで利用料を支払う
【マネー】
・利用料は「時間貸し+売上歩合」も「時間貸しのみ」もある
【集客】
・美容師自身で行うため、顧客を抱えている美容師向け(最近は、シェアサロンによる集客支援の試みも始まっている)
【メニュー内容・料金】
・自由に設定できる
主要なシェアサロン
IT業界や不動産業界からの参入が盛んで、特に勢いのあるGO TODAY SHAiRE SALONは累積で13億5000万円の資金を調達。2022年秋頃をめどに全国100店舗の展開を目指している。
GO TODAY SHAiRE SALON
・株式会社GO TODAY SHAiRE SALON
(東京都目黒区/代表取締役:大庭邦彦)
・設立:2016年
(1号店は2017年出店)
・店舗数:50店舗(2024年3月現在)
・HP=https://www.shairesalon-go.today/
※美美美コム創業者の大庭邦彦氏が美容師と立ち上げたシェアサロン。目標は2022年秋頃をめどに全国100店舗。今後はネイリスト、アイラッシュアーティスト向けにも積極的に提供していく考えで、2021年2月にネイリスト直接予約アプリ「Nailie」(ネイリー)と業務提携を発表した。
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AIR SALON
・株式会社Airsalon
(東京都渋谷区/代表取締役:阿部竜作)
・設立:2016年
・店舗数:63店舗(2024年3月現在)
・HP=http://airsalon.net http://by.airsalon.net/locations/
※GREE、mixiを経て独立した阿部竜作氏が設立したシェアサロン。ウェブサイトのAIR SALONは面貸しサロンのためのポータルサイトという位置づけで、米国発の民泊マッチングサイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」の美容室版という構想
EMANON(エマノン)
・株式会社mirror ball
(東京都中央区/代表取締役:中野剛志)
・店舗数:21店舗(2024年3月現在)
・HP:https://www.co-mirrorball.com/
※業務委託の大手であるミラーボールが2019年に入り、シェアサロンへも業容を拡大。2020年11月には、シナジー重視のシェアサロンとして「NEHAN」をオープン。美容師以外の活動に力を入れている人、上昇志向のある人などに利用者を厳選している
★ALBUMグループのシェアサロン、技術売上は最大85%還元★
DX SHARE SALON(ディーエックスシェアサロン)
・株式会社オニカム
(東京都渋谷区/代表取締役:槙野光昭)
・店舗数:2店舗(2024年3月現在)
・HP:https://dx-share-salon.com/
※ALBUMなどを運営するオニカムが、2022年1月にオープンしたシェアサロン。原宿の1号店に続き、6月には渋谷に2号店を出店。技術売上最大85%還元と、高水準の報酬を誇る。また、働き方を変えたくなった場合は、ALBUMグループ内の雇用型サロンや業務委託サロンへの転籍も可能
★長期・個室占有シェアサロン/保険付き、技術売上100%還元★
SALON VILLAGE(サロンビレッジ)
・株式会社WBP
(東京都中央区/代表取締役:山本豊)
・設立:2021年1月
・店舗数:9店舗(2024年3月現在)
・HP=https://www.salon-village.com/
2021年3月、銀座に1号店をオープン。長期・個室占有を前提とした、自分の店にちかい感覚で利用できるシェアサロン。「メンバーシッププラン」は月額22万8000円~24万8000円。歩合制を取らず、利用料のみ、技術売り上げ100%還元のスタイル。
契約した個室を一人で占有できるため、棚やテーブル、植物などのインテリアを自由にカスタマイズできる。
三井住友海上火災保険と組み、施術中の事故などの補償も含めて提供。
顧客への物販しやすいようにECサービスを利用者(美容師)に提供。フリーランス美容師にスポット貸し出しを行うマッチングサービスも用意している。
★初期費用を徹底削減 技術売上は80%還元★
SALOWIN(サロウィン)
・設立:2019年
・店舗数:59店舗(2024年3月現在)
※2019年9月に1号店をオープン、2021年3月現在、原宿や銀座に6店舗を展開している。2020年11月、マネーフォワードグループのVCであるHIRAC FUND(ヒラクファンド)より資金調達に成功。今後はFCによる全国展開を進める考え。
技術売上80%還元という高い還元率と、初期費用がかからないことが特徴。初月は売上想定金額の前払いがあるため、貯蓄のない美容師もフリーランスとして独立しやすい。
阿部氏はコンビニ、アトリエはるか、コンテンツマーケティングを手がけるITベンチャー・サムライトを経てシェアサロン運営に乗り出した。代表取締役会長の柴田氏は、サムライトの創業者(2016年、朝日新聞社に売却)でスマートキャンプ取締役(マネーフォワード社に売却)など複数社の創業および売却を経験。
★店舗数は1~2店でも注目のシェアサロン★
FBeauty
・設立:2018年
・店舗数:2店舗(2024年3月現在)
※ITコンサルティング企業(東証プライム上場企業の100%子会社)の社長である杉本好正氏が会長を務めるシェアサロン
★複合型シェアサロン★
Qnoir(クノア)
・創業:2019年
・店舗数:1店舗(2024年3月現在)
2019年10月、青山に1号店をオープン。美容室だけでなく、エステ、スタジオ、ネイル・まつげエクステなどさまざまな施設が一つのフロアに入っている複合型のシェアサロン。語学教師や占い師も利用している。
東証プライム市場上場・KLab株式会社の創業者で現会長の真田哲弥氏が創業した。真田氏は投資家としての出資で、事業を発案した実質的な運営者である角田千佳取締役は、CtoCでのスキルシェアを提供するエニタイムズの社長。
エニタイムズのノウハウを生かし、クノアのオープンと同時に専用アプリをリリース。アプリでは、クノアを利用する美容のプロの部屋取りや清算、一般消費者からの予約などを行っている。
★東証スタンダード市場上場の不動産会社が運営★
グランストーリーサロン
・設立:2017年12月
・店舗数:6店舗(2024年3月現在)
運営を担う株式会社フェイスネットワークは、2021年2月に東証1部※へ上場した不動産会社。24時間365日使える美容系シェアサロンとして、美容室だけでなく、ネイル、アイラッシュ、パーソナルカラー診断士のオフィスとしても利用されている。
※2022年4月より東証プライム市場へ区分変更
※2023年10月より東証の市場再編に伴い、東証スタンダード市場に移行
★スヴェンソングループのシェアサロン★
The Apartment of Solon (ソロン)
・株式会社スヴェンソンプロパティズ
(東京都港区/代表取締役社長:山下亮)
・出店:2022年6月
・店舗数:5店舗(2024年3月現在)
ウィッグ製造で有名なスヴェンソンの不動産部門が運営するシェアサロン。2022年6月に千葉県船橋市にオープン予定。利用にあたっての費用は月額使用料と原材料費のみ。歩合制はとらず、売り上げ100%還元スタイルをとっている。オプションのサブスクリプションプランをつけると、ホットペッパービューティーで集客支援を行ってくれる。
★エステ系シェアサロン★
Glamorous H(グラマラスエイチ)
・設立:2019年
・店舗数:1店舗(2024年3月現在)
・HP=https://www.glamoroush.com/
※不動産投資事業を行うホライゾンキャピタルパートナーズ株式会社が運営するシェアサロン。
OASIS RESORT SPA
・設立:2015年
・店舗数:4店舗(2024年3月現在)
※別途、パートナーサロンがある
・HP=https://oasis-resort-spa.jp/
※株式会社BeautySpaceGlobalが運営するシェアサロン。セルフブランディングなどのコンサルティングサービスも行っている。
美容室モール
1つのフロアに個室型サロンが複数入る「美容室モール」は、日本では2021年5月に誕生したばかりの新モデルだが、アメリカでは、450店舗以上を展開しているSOLA SALON STUDIOSという大成功モデルがある。
美容室モールの特徴
【サロンと美容師の関係】
・それぞれが独立したオーナー
【マネー】
・テナントの賃貸料を払う
【集客】
・美容師自身で行うため、顧客を抱えている美容師向け(美容室モールとしての集客支援も準備を進めている)
【メニュー内容・料金】
・自由に設定できる
THE SALONS
・The Salons Japan株式会社
(東京都世田谷区/代表取締役:清水秀仁)
・設立:2018年
(1号店は2019年出店)
・店舗数:7店舗(2024年3月現在)
※銀座外堀通り店などFCを増やして全国展開を進める考え
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