THE SALONSが資金調達 ICT事業のディ・ポップスグループと資本業務提携

経営・業界動向
THE SALONSが資金調達 ICT事業のディ・ポップスグループと資本業務提携

ベンチャーといえばユニコーン企業。大きなユニコーンの絵画の前で未来を見すえる両社役員

完全個室美容モール「THE SALONS」を運営するThe Salons Japanは2024年6月27日、ディ・ポップスグループを引受先とする第三者割当増資を発表した。

現在7店舗のTHE SALONS、出店強化へ

The Salons Japanは2018年11月の創業。2019年5月に表参道で1号店をオープンし、現在は都内に7店舗を展開している。

創業以来、自己資金と銀行融資で経営してきたが、一層の拡大を図るべく資金調達に踏み切った。

完全個室美容モール『THE SALONS』の見取り図
THE SALONSは完全個室の個人サロンが並ぶ美容モール(銀座店の見取り図)

ディ・ポップスグループは1998年の設立で、年商230億円、従業員数1700人。

都市部に70店舗を展開するモバイルショップ事業を核にICT(通信およびIT)領域で30に及ぶ事業を展開し、ベンチャーエコシステムを提唱している。

新取締役にディ・ポップスグループの杉原眼太氏

今回の資本業務提携にともない、2024年7月16日付でディ・ポップスグループでアドバイザーを務める杉原眼太氏がThe Salons Japan取締役に就任する。

杉原氏は、Google JapanでAPACビジネス開発部門のリーダーを務め、2016年よりカカクコムで執行役員・経営戦略本部長として国内外のM&Aおよびスタートアップ投資活動を行ってきた。2024年1月、ディ・ポップスグループのアドバイザーに就任した。

美容モール「THE SALONS」がディ・ポップスグループから資金調達と資本業務提携
左から、ディ・ポップスグループの後藤和寛CEO、The Salons Japanの窪島剣璽取締役、清水秀仁CEO、ディ・ポップスグループから取締役として参画する杉原眼太氏

The Salons Japanでは「杉原氏には、美容業界外の視点から今後の当社の成長に大きく寄与いただけると考えている」としている。

なお、カカクコムといえば、美容室「ALUBM(アルバム)」を率いる槙野光昭氏が創業した会社だが、槙野氏は2001年に売却(当時の社名はコアプライス)して経営からは手を引いている。

■ あわせて読みたい

>> 小規模の独立で「集団の力」を手に入れる

>> 美容師5年目、無借金でつくった「男の秘密基地」

>> 「THE SALONS」の記事をもっと読む

文/大徳明子

LINE(ライン)バナー「フォロワー募集」

関連キーワード

注目キーワード

新着記事一覧   トップページ  
Top