オブ・コスメティックス、ヨドバシカメラの体験型新業態店「ヨドブルーム」でユーザー接点増やす

経営・業界動向
オブ・コスメティックス、ヨドバシカメラの体験型新業態店「ヨドブルーム」でユーザー接点増やす

ヨドブルーム1号店は池袋駅の改札を出てすぐの好立地

決め手は、肌で感じたことーー。ヨドバシカメラが新業態店と位置づける“体験型リテールメディアストア”の「Yodobloom(ヨドブルーム)」には多種多様な化粧品や美容機器が並び、その数は50ブランド、500アイテムに上る。

ヘアケア・スキンケアでは、古里オサム氏が率いる人気美容室「Of HAIR(オブヘア)」のオリジナルブランド「Of cosmetics(オブ・コスメティックス)」が出品されている。

プロの施術で購入前に深い製品体験

2024年6月21日、ヨドバシカメラが手掛ける新業態の体験型リテールメディアストア「Yodobloom(ヨドブルーム)」が、池袋駅東口にオープン
50ブランド500アイテムが並ぶ店内。5000円以上の商品を購入するかSNSに投稿するとヘッドスパやフェイシャルエステなどの各種施術を無料で受けられる

RaaS型店舗(=Retail as a Service。製品やサービスの体験を目的とした小売)として鳴り物入りでオープンしたヨドブルーム。

2024年6月に開店した1号店は、西武池袋線・池袋駅の改札前から徒歩0分とアクセスが良く、多くの人が行きかっている。

高額な美容機器や中高価格帯の化粧品などを購入前に体験して理解を深められるというのがヨドブルームの特徴。店内にはタッチアップのコーナーがあり、専用アプリから予約すればシャンプー台での施術も受けられる。

使用感のよさを正しく伝えられる場所

オブ・コスメティックスの営業本部長である古里直也氏が、ヨドブルーム親和性や出店の決め手を語った
「年代を問わず、髪や肌に悩みがある方や、自分に合うヘアケアイテムを探している方に試していただきたい」(オブ・コスメティックス社の古里直也営業本部長)

ヨドブルームは店が商品を仕入れるのではなく、ブランド側が出店料を払って棚を占有する。

オブ・コスメティックス社の古里直也営業本部長は「店頭で試すことが難しいインバスアイテムは、良さをなかなか体感してもらえず、中高価格帯は特に初回購入のハードルが高くなりやすい。その点、ヨドブルームではシャンプー台を使用して実際に試せるため、初めてオブ・コスメティックスに触れる方でも使用感に納得して購入してもらえる」と出店理由を明かす。

「Yodobloom(ヨドブルーム)」に出店を決めた、ナチュラルコスメを展開しているオブ・コスメティックス
オブ・コスメティックスは”肌に優しい成分”と“使用感のよさ”が特徴のナチュラルコスメ
オブ・コスメティックスのシャンプーやトリートメント、薬用の頭皮ケアアイテム、スタイリング剤などがヨドブルームで試せる
シャンプーやトリートメントのほか、薬用の頭皮ケアアイテム、スタイリング剤なども出品している

運営のフォローも厚く、店頭での施術は、企画・運営をになうトレンドキャスケット社が美容師免許を持ったスタッフを派遣している。「商品のよさを正しく、しっかり伝えてもらえるので安心して任せられる」(古里営業本部長)。

トレンドキャスケットはD2C化粧品などを無料で試せる体験型美容テーマパーク「Tierland(ティアランド)」の運営企業で、ティアランドでは2022年11月の立ち上げから5カ月で来店者数が1万人、アプリ会員数が6000人を突破した。体験型店舗に実績があるトレンドキャスケットとヨドバシカメラが協業するヨドブルームは、オブ・コスメティックスなどの質の良いブランドをそろえており、今後に注目が集まる。

ヨドブルーム池袋店の店舗概要

▽所在地=東京都豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店1階

▽営業時間=10:00~20:00

▽店休日=施設営業日に準じる

■ あわせて読みたい

表参道コレクションのオブヘア

>> ヘアショー「表参道コレクション ヘア・トレンド2024-2025」。オブヘアなど14サロンが出演

ヘアケアEXPO(2025年)の告知。第3回は2025年1月15日(水)16(木)17(金)に東京ビッグサイトで開催
AD(ヘアケアEXPO)

関連キーワード

注目キーワード

新着記事一覧   トップページ  
Top