東京都知事選が始まる! 宮原健太の週刊タイパニュース(33)

特集・インタビュー
東京都知事選が始まる! 宮原健太の週刊タイパニュース(33)

東京都知事選が20日に告示されました。7月7日の七夕に投開票される予定です。

東京の首長を選ぶ選挙となりますが、実はこの選挙は国政にも大きな影響を及ぼす内容となっています。

今回の「週刊タイパニュース」では、この東京都知事選について解説します。

都政だけでなく国政も左右!?

こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動している宮原健太です。

6月20日に東京都知事選が告示され、7月7日までの選挙戦が始まりました。

都知事選は、他の道府県の県知事選などと同列のものではありますが、日本の最大都市であるだけに注目が集まっています。

そして、この選挙は都政だけでなく、国政の今後を左右するようなものになっているのです。

注目される対決は?

この都知事選で最も注目されているのは、現職の小池百合子都知事と、元参議院議員の蓮舫氏による対決だと言えます。

小池氏の背後には自民党や公明党、国民民主党が支援に入っており、一方で蓮舫氏には立憲民主党や共産党が支援に入るなど、国政政党が大きく絡んでいるためです。

ほかにも前安芸高田市長の石丸伸二氏や、元航空幕僚長の田母神俊雄氏、タレントの清水国明氏なども出馬を表明していますが、各メディアや政党が実施している情勢調査によると、小池氏と蓮舫氏からは大きく差をつけられてしまっています。

東京都知事選では小池百合子氏と蓮舫氏の対決が注目されている

国政の代理戦争と化した都知事選

国政政党の支援を受けている2氏による対決が注目されることで、都知事選は国政の代理戦争のような状態になっています。

小池氏はもともと2016年の都知事で初当選した際は、自民に反旗を翻す形で出馬。

その後も都民ファーストの会を立ち上げ、希望の党を立ち上げて国政進出を画策するなど、一時は自民に対する脅威となっていました。

しかしその後、希望の党が不発に終わり、都民ファも議席を減らすと、小池氏は自民との協調路線に転換。

最近では、裏金問題で大逆風を受ける自民党と、都内の区長選などでタッグを組んで助け舟を出すような状況にもなっています。

小池百合子VS蓮舫という対決に

こうした小池氏を批判し、出馬したのが蓮舫氏になります。

蓮舫氏はもともと立憲の参議院議員として自公からなる政府与党と対峙してきました。

そして、都知事選出馬にあたって、今の小池氏が「自民党の延命に手を貸している」と主張。

国政でも自民と対峙している立憲や共産の支援を受ける形で、都政改革を進めていくと意気込んでいるのです。

このように国政における与野党対決のような情勢となっている都知事選の行方はどうなるのか?

次回は、都知事選の詳しい政策内容ついて解説します。

ぜひ、お楽しみに!

宮原健太(フリージャーナリスト・記者YouTuber)

宮原 健太

ジャーナリスト、YouTuber

1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。YouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」ではバーチャルYouTuberとしても活動しており、日々のニュースを分かりやすく解説している。​

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編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)

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