中野製薬は、2020年1月1日付で中野孝哉専務が新社長に就任することを明らかにした。中野耕太郎社長は代表取締役会長に就任する。
中野製薬の中興の祖、中野耕太郎社長
中野製薬は、1957年(昭和32年)設立の中野化学研究所を前身とし、1959年(昭和34年)に設立された。
現社長の中野耕太郎氏は1989年(平成元年)に就任して以来、30年にわたり、同社の発展をけん引してきた中興の祖。
「ナカノ スタイリング ワックス」「キャラデコ」「カールエックス グラマラスカール」「ラデュラ」など、同社の主力となっている製品群は、中野耕太郎社長の下で生まれた。
中野耕太郎社長は2006 年(平成18年)にはコーポレートマークを変更し、創立50周年の節目の年である2009年(平成21年)には株式会社NAKANOホールディングスを設立するなど、組織の強化、ブランディングにも注力してきた。
「創立60周年感謝の集い」の席上、新体制を発表
新体制の発表は、創立60周年を迎えた2019年9月18日、京都ホテルオークラで開催された「創立60周年感謝の集い」の席上、あいさつに立った中野耕太郎社長により行われた。
中野耕太郎社長は、会に集った関係各社・サロンへ長年の感謝を示し、さらなる発展へ向けた新体制を発表。中野孝哉専務は新社長就任への抱負を述べるとともに、協力を呼びかけた。
中野孝哉氏プロフィール
中野孝哉氏のプロフィールは、次の通り。
中野孝哉(なかの・たかや)
1987年、京都市生まれ。2010年、慶應義塾大学卒業後、英国へ留学。バース大学大学院でマネジメントを学び、卒業後、2013年中野製薬株式会社に入社。その後、出向として岩瀬コスファ株式会社で海外市場を担当し、2017年、中野製薬株式会社取締役マーケティング本部長に就任。2018年から現職。2020年1月1日付で、社長に就任予定。