ライブ配信をしながら、多くの人に見てもらってファンを獲得することができる。
まるでショート動画とライブ配信の良いとこ取りをしたようなシステムが、昨年末あたりからYouTubeで始まりました。
「YouTubeバズ講座」の連載第15回では、縦型ライブ配信について解説していきます。
ライブ配信はファンの存在が前提だが…
こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動しているブンヤ新太です。
これまでに自分の手で200本以上の動画をつくり、「記者VTuberブンヤ新太」で公開しています。
前回、視聴者との交流ができるライブ配信はYouTubeで非常に人気なコンテンツである一方で、すでにファンがついていないと興味を持ってもらいにくいという話をしました。
そのため、まずはショート動画などでチャンネル登録者数を増やすことが大事なわけですが、実はショート動画のように多くの人に無作為にライブ配信を見てもらえるようなシステムが昨年末から始まったのです。
様々な人を呼び込める縦型ライブ配信
そのシステムは縦型ライブ配信。
名前の通り、縦型の画面でライブ配信をする。ただそれだけなのですが、実はこの縦型ライブ配信が昨年末から、YouTubeのショートフィードに載り始めたのです。
みなさんも、ショートフィードでショート動画を次々と見ていたときに、途中で縦型ライブ配信に遭遇したことはないでしょうか。
このように、縦型ライブ配信をすると、ショートフィードから様々な人に見てもらえるようになりました。
これはTikTokなどの形式をYouTubeが取り入れたものと見られます。
縦型ライブ配信のフィードも出現
また、この縦型ライブ配信の仕様変更に伴い、縦型ライブ配信フィードというものも出現しました。
縦型ライブ配信を見ている状態で画面をスワイプすると、ほかの縦型ライブ配信を次々と見られるというものです。
ショートフィードのライブ配信版だと言えます。
これまでライブ配信はYouTubeが関連動画などでおすすめするか、検索に引っかかるかでしか見つけてもらえませんでした。
しかし、縦型ライブ配信が出てきたことによって、ショート動画を次々と眺めるような非常に流動性の高い視聴者にも見つめてもらえるようになったわけです。
YouTubeのライブ配信業界においては革命的な出来事だったと言えます。
流動性の高い視聴者をどう捕まえるか
しかし、先ほど説明した通り、縦型ライブ配信を見ている人は、ショート動画を見るかのように次々と他のライブ配信を見ていくため流動性が高いです。
そのため、いきなり10人20人と人が集まるわけではなく、数人が見に来ては消え、見に来ては消えるような状態になることが多いでしょう。(それでもファンがいない状態から普通に横型のライブ配信をするよりは、多くの人に見てはもらえます)
しかし、ライブ配信画面を見て、ふとスワイプをする手を止めてしまうような工夫ができれば、一気にバズる可能性もあるのです。
次回はライブ配信を多くの人に見てもらうための方法について解説をしていきます。
ぜひ、お楽しみに!
ブンヤ新太
記者VTuber
1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。バーチャルYouTuberとして活動しているYouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」では日々のニュースを分かりやすく解説。200本以上の動画を制作し、チャンネル登録者数は7000人を突破、Xのフォロワー数は約1.8万となっている。本名は宮原健太で、文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。
▽YouTube=https://www.youtube.com/@bunyaarata
▽X=https://twitter.com/bunyaarata
▽note=https://note.com/bunyaarata
■ あわせて読みたい
>> 連載「ブンヤ新太のYouTubeバズ講座」をもっと読む
編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)