YouTubeなどの動画サイトでは、年を追うごとにVTuberの存在感が強くなっています。
動画や生配信を多くの人に見てもらいたい場合、自身がVTuberとなってみるのも1つの選択肢かもしれません。
「YouTubeバズ講座」の連載第17回では、動画におけるVTuberの活用について解説していきます。
さまざまな場面でVTuberが活躍
こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動しているブンヤ新太です。
これまでに自分の手で200本以上の動画をつくり、「記者VTuberブンヤ新太」で公開しています。
さて、皆さんはYouTubeなどでVTuberの動画は見ますでしょうか。
もともとVTuberは2016年に活動を開始したキズナアイさんが、自身を「バーチャルYouTuber」と名乗ったことが主な始まりとされています。
それが現在はVTuber事務所の「にじさんじ」や「ホロライブ」などが多くの人気ライバーを抱え、YouTube配信に留まらずさまざまな商品とコラボするなど、広告で見ない日はないというほどの流行となっているのです。
数万人ものVTuberが活動
また、企業に所属するVTuberだけでなく、個人勢として活動している人も合わせると、数万人ものVTuberがいると見られています。
YouTubeなどでコンテンツを発信するときにVTuberを活用するのは、今となっては珍しいことではありません。
そのため、自身がVTuberとなって美容系の発信をすることも有効な手段の1つだと言えるでしょう。
VTuberに「転生」して若年層に訴求
かくいう私も、VTuberとして日々のニュースを解説しています。
実は私はもともと顔出ししてニュース解説をしていたのですが、そのときの視聴者の多くは65歳以上の高齢者層でした。
しかし、もっと若い人に政治や社会のニュースについて届けたいと思った私は、思い切ってVTuberに「転生」。
その結果、10代や20代の若年層の視聴者も徐々に増えてきているのです。
顔出しが受け入れられない時代に
VTuberだと若い人を惹きつけやすい背景としては、若年層を中心に、人の顔を映像として見るのが生々しすぎて苦手になっているという事情があるのではないかと分析しています。
これは世代によって感覚が大きく変わってくると思うのですが、最近ではAdoさんなどの顔出しをしないアーティストが人気を博し、YouTubeのゲーム実況などでは顔を出さないほうが主流となっています。
もちろん、顔を出している人気YouTuberも多くいますが、ビジュアルによってはなかなか万人受けが難しい昨今、VTuberとして発信したほうが若い人には視聴してもらいやすいというメリットがあるのです。
一方で、美容系の発信をする場合には、実写の映像を使ったほうが伝わりやすいような内容も多いかもしれません。
その場合、VTuberとの親和性が低いと考える人もいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
次回はVTuberと実写の融合について解説をしていきます。
ぜひ、お楽しみに!
ブンヤ新太
記者VTuber
1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。バーチャルYouTuberとして活動しているYouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」では日々のニュースを分かりやすく解説。200本以上の動画を制作し、チャンネル登録者数は7000人を突破、Xのフォロワー数は約1.8万となっている。本名は宮原健太で、文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。
▽YouTube=https://www.youtube.com/@bunyaarata
▽X=https://twitter.com/bunyaarata
▽note=https://note.com/bunyaarata
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編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)