VTuberを動画や生配信でどのように活用するか。
最近では実写と組み合わせるなど、VTuberの配信もさまざまな形に広がっています。
「YouTubeバズ講座」の連載第18回では、実写とVTuberの融合について解説していきます。
VTuberで美容系コンテンツは可能?
こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動しているブンヤ新太です。
これまでに自分の手で200本以上の動画をつくり、「記者VTuberブンヤ新太」で公開しています。
VTuberの人気は年々高まっており、実際にVTuberデビューする人も多くなっていますが、一方で美容系のコンテンツとは合わないと思っている人も多いのではないでしょうか。
確かに、美容系のコンテンツでは実写で髪型を映したり、肌を見せたりすることで自身の技術や商品をPRする機会が多いかもしれません。
しかし、実は最近ではVTuberと実写の配信を組み合わせることも多くなっているのです。
VTuberと実写を組み合わせる
VTuberと実写を組み合わせるとは、具体的にどういうことか。
例えば、画面上にVTuberとしてのアバターを映しながら、手元だけを映したり、首から下や後ろ姿を見せたりするような配信があります。
VTuberアバターと実写が同じ画面に映ることには違和感を持つ人もいるかもしれません。
ただ、このような形の配信は「超美麗3D」と呼ばれ(VTuberアバターに2Dが多いことと対比した表現)、VTuber業界では一般的になりつつあるのです。
顔さえ出していなければ
前回、VTuberが流行した背景には、配信文化において顔出しが受け入れられにくくなったことがあると解説しました。逆に言えば、顔さえ出していなければVTuberと組み合わせても受け入れられやすいわけです。
実際に私も、VTuberの姿と共に手元を映す“飲酒配信”などもやっています。
私は趣味で何十本ものリキュールやスピリッツを自宅にそろえているのですが、それらを映し出して実際にお酒を作りながら配信することで、興味を持ってもらう狙いがあります。
美容系VTuberとして活動するなら
実際に美容系VTuberとして活動するなら、カットマネキンの髪を切る実演をしながらVTuberの姿も映して雑談をしたり、手に化粧品などを塗って効果を示しながら解説をしたりするような配信もできるのではないかと思います。
自身の顔は映さないように注意する必要はありますが、実はVTuberでも実写を活用して、幅広い形で配信することができるのです。
今回、この美容業界ニュースメディア「ビュートピア」においてVTuberについて解説したのは、実はVTuberと美容師などの専門性を持つ分野の組み合わせがホットになってきているということがあります。
次回はVTuber市場と美容業界の親和性について解説をしていきます。
ぜひ、お楽しみに!
ブンヤ新太
記者VTuber
1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。バーチャルYouTuberとして活動しているYouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」では日々のニュースを分かりやすく解説。200本以上の動画を制作し、チャンネル登録者数は7000人を突破、Xのフォロワー数は約1.8万となっている。本名は宮原健太で、文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。
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編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)