動画を再生してもらうためには、その顔となるサムネイルが非常に重要です。
サムネイルの出来は動画の内容以上に再生数を左右すると言っても過言ではないでしょう。
「YouTubeバズ講座」の連載第11回では、サムネイルの作り方について解説していきます。
動画再生を左右するサムネイル
こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動しているブンヤ新太です。
これまでに自分の手で200本以上の動画をつくり、「記者VTuberブンヤ新太」で公開しています。
連載では動画の作り方を中心に解説してきましたが、その動画が再生されるかにはサムネイルの存在が非常に重要になってきます。
みなさんもYouTubeで動画を検索するときには、そのサムネイルを見て、興味ある内容かどうか判断することが多いのではないでしょうか。
そのため、興味関心を引くようなサムネイルが作れるかどうかは、YouTubeに動画を投稿する上では大事になるのです。
私が作ったサムネイルを例に
例えば、私が作った動画「【マスコミの闇】新聞記者の事件取材の実態をVTuberが暴露!警察官を尾行して住所特定します【ニュース報道】」では、このようなサムネイルにしています。
私のチャンネルはニュース解説系の動画がメインになりますので、サムネイルは文字を中心に、どんな話がされるのかを明確に示したようなものにしています。
ワードとしては「記者VTuber」「警察」「尾行」「住所特定」を目立たせ、フォントも変えて怪しさを演出し、VTuberを視聴している層に向けて「どんな話をするんだろう」と関心を持たせるような工夫をしています。
もちろん、文字ではなくイラストや風景画像で関心を引く方法もあります。
自身が投稿している動画内容に合わせてサムネイルは工夫すると良いでしょう。
人の目線は左上から右下に動く
サムネイルを作る上で大事なのは、人は画像を見た時に左上から右下に目線が動いていくということです。
これは、書類などを読むときに上から下に向かって、横文字の場合は左から右に向かって読むことが多いことに由来していると見られます。
(日本語の縦書きの場合は右から左に行を重ねますが、これは例外的と言えるでしょう)
そのため、サムネイルを作る上でも、左上から右下に目線が移動した時に、情報がスムーズに入っていくことを意識する必要があります。
また、画像の右下には動画の時間が表示されてしまいますので、そこには情報を重ねないほうが良いでしょう。
小さくしても目立つものに
もう1つ意識して欲しいこととしては、スマホからサムネイルを見た時に、文字などが小さくなりすぎていないかということです。
パソコン上でサムネイルを作っていた時にはインパクトがあっても、多くの人はYouTubeをスマホで見ますから、縮小されたときに何が書いてあるか分からなくなってしまうことも多いです。
サムネイルを作った際には、一度画像を縮小して、それでも映えるようなものになっているかを確認する必要があります。
今回はサムネイルの重要性を説きましたが、実はショート動画にはサムネイルをつけることができません。
しかし、それでも視聴者に見てもらえるようにできる工夫もあります。
次回はショート動画の見せ方について解説をしていきます。
ぜひ、お楽しみに!
ブンヤ新太
記者VTuber
1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。バーチャルYouTuberとして活動しているYouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」では日々のニュースを分かりやすく解説。200本以上の動画を制作し、チャンネル登録者数は7000人を突破、Xのフォロワー数は約1.8万となっている。本名は宮原健太で、文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。
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編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)