これまでYouTubeに投稿する動画の作り方を中心に解説してきましたが、YouTubeと言えばライブ配信を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
実際に動画投稿ではなくライブ配信を中心に人気を集めているYouTuberは数多くいます。
「YouTubeバズ講座」の連載第14回では、このライブ配信について解説していきます。
ライブ配信も人気のコンテンツ
こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動しているブンヤ新太です。
これまでに自分の手で200本以上の動画をつくり、「記者VTuberブンヤ新太」で公開しています。
さて、これまでYouTubeに動画を投稿することを前提に、動画やサムネイルの作り方について解説してきました。
ただ、YouTubeと言うと、ライブ配信を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
実際に、YouTubeにおいてライブ配信は動画投稿と肩を並べるコンテンツになっています。
そこで、今回はライブ配信の戦略について説明していきます。
タイパ時代にライブ配信が見られる理由
YouTubeでライブ配信が人気を集めていることは、これまで私が説明してきた動画の解説と矛盾を感じる人もいるのではないでしょうか。
例えば、私は第9回の「一般的な横型動画の作り方」では、動画の尺は長くても5分以内にすべきと書きました。
その理由は、動画の尺が長いと多くの人たちが途中で離脱してしまうためでしたね。
しかし、ライブ配信は基本的に数十分から数時間と長尺になります。
タイパが重視される時代なのに、なぜ長尺のライブ配信も人気なのでしょうか。
推し活との相性が抜群
その理由としては、「推し活」などに代表される「推し」の文化があると言えます。
タイパの時代と言いましたが、今を生きる人たちが全ての事柄を効率重視で処理しているわけではありません。
むしろ、タイパによって余った時間を自身の余暇や趣味などを充実させるために使っている人が多いのではないでしょうか。
特に「推し」の文化の中では、その「推し」に対してファンは時間やお金を費やすのをためらいません。
しかも、ライブ配信では視聴者と配信者の交流などもできるため、動画では得られない満足感を与えることができるわけです。
ライブ配信はファンの存在が前提
ただ、いま説明した通り、長尺のライブ配信というのは、すでにその人に多くのファンがいることが前提となります。
いきなりライブ配信をやって人を集めるのは、超有名人でない限り無理でしょう。
そのため、まずはショート動画や短尺の動画で興味を持ってもらい、チャンネル登録者が増えてファンが多くなったらライブ配信にチャレンジするというのが一般的な流れと言えます。
しかし、実はライブ配信でいきなりファンを獲得できるようなシステムが昨年末あたりからYouTubeで始まりました。
次回はその縦型ライブ配信について解説をしていきます。
ぜひ、お楽しみに!
ブンヤ新太
記者VTuber
1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。バーチャルYouTuberとして活動しているYouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」では日々のニュースを分かりやすく解説。200本以上の動画を制作し、チャンネル登録者数は7000人を突破、Xのフォロワー数は約1.8万となっている。本名は宮原健太で、文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。
▽YouTube=https://www.youtube.com/@bunyaarata
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編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)