国内最高クラスの16万5000円の指名料で知られる京極琉さん(Salon Ryu代表)がさらなる改定を行う。2024年4月2日より、従来の3.4倍に当たる55万5000円(いずれも税込み)の指名料となる。
世界に誇れるラグジュアリーな技術
「世界に誇れるラグジュアリーな技術」をキーワードに、サロンワークやセミナー、メディア出演、商品開発と多方面で活躍する京極さん。
「私が提供するヘアスタイルは、オートクチュールのように一人ひとりに合わせて細やかに作り上げるもの。限られた時間の中で真摯に向き合い、最高のラグジュアリーを届けたい」との思いから、指名料を改定するという。
京極琉さんの指名料改定の歴史
京極さんは、2017年のサロンオープン時から指名料を設けていた。当時の指名料は1万円。
2022年8月に指名料を8万8000円へアップして話題を呼び、2023年5月には1.9倍の16万5000円に改定。今回はさらに3.4倍の55万5000円となる。なお、既存顧客は従来の指名料で利用できる。
2017年(サロンオープン)
1万円
2021年4月
2万5000円
2021年8月
3万5000円
2022年3月
5万5000円
2022年8月
8万8000円
2023年5月
16万5000円 ※2022年7月13日発表、2023年5月1日より適用
2024年4月
55万5000円 ※2024年3月4日発表、2024年4月2日より適用
※価格はすべて税込
活躍の場を世界へ
京極琉さんは1994年10月生まれで今年で30歳を迎える。中国・上海出身で12歳の時に来日。銀座やロンドンの美容室で勤めた後、2017年に東京・赤坂で「Salon Ryu」をオープンした。
世界で活躍したいとの思いが強く、これまでも中国にサロンをオープンしたり、アメリカのコンテストに応募したりと意欲的に取り組んできた。さらに昨年より、SNS発信を本格化している。
中国語はネイティブの京極さん。中国版のTiktok「抖音(ドウイン)」や中国最大のレビュー投稿アプリ「RED/小紅書」でそれぞれ開始から1週間、3日間でフォロワーが1万人を突破した。現在のフォロワー数は延べ10万人を超えるといい、技術やオリジナル商品などの「KYOGOKUブランド」を世界へ向けて発信している。
代表取締役を務める株式会社Kyogokuでは、「KYOGOKU PROFESSIONAL」ブランドとして、カラー剤やブリーチ、シャンプーなどのヘア用品から、CBD配合のグミまで幅広い美容商材を取り扱ている。
大胆な挑戦を続ける京極さんから、今後も目が離せない。
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編集・文・撮影/大徳明子
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