ショート動画を見ているとき、つい似たような種類の動画を見て回ってしまうこと、皆さんにもあるのではないでしょうか。
YouTubeのショートフィードやTikTokも、ただ流し見をするのではなく、じっくりと中身を見てみると、同じ形式の動画がたくさんあることに気づくかと思います。
「YouTubeバズ講座」の連載第5回では、テンプレートを制する者が、ショート動画を制するという話をしていきます。
人のネタをパクる!?
こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動しているブンヤ新太です。
自分の手で、これまでに200本以上の動画をつくり、「記者VTuberブンヤ新太」で公開しています。
さて、皆さん、「人のネタをパクる」というと悪いことをしているように感じてしまうでしょうか。
しかし、YouTubeでは人のネタをパクるということは日常茶飯事。むしろ上手にパクる人こそが登録者数や再生数を稼ぐと言っても過言ではありません。
ショート動画のテンプレートとは?
パクるという言葉だと聞こえが良くないと思うので、ここでは「テンプレート」と言い換えましょう。
皆さんもショート動画を見ていて、冒頭で「質問来てた」と話を始める形式を見たことがあると思います。
岡野タケシ弁護士のYouTubeチャンネルがその代表格ですよね。
このような動画の形式は視聴者も見慣れていて、「質問来てた」と言われると、ついつい続きが気になって見たくなってしまうというところがあります。
アイデアは簡単に思い浮かばない
こういったものが「テンプレート」と呼べるわけですが、これらは動画を作る上で非常に参考になります。
特に最初は、動画を作って投稿しようにも、どんな動画を作れば良いか分からないかと思います。
そして、正直、これまで動画を作ってきていない人が一生懸命考えても、大したアイデアは思い浮かびません(生まれながらに動画制作の才能がある人は話が別かもしれませんが…)
ですので、まずは素直にテンプレートに従って動画を作るのが一番早いのです。
本家をリスペクトして動画投稿を
もちろん、人の形式を真似て動画を作る上では、その人に対するリスペクトは忘れてはなりません。
概要欄に「本家様」などと書き、リンクを貼るなどしても良いでしょう(といっても、「質問来てた」のように、完全に広まりきっているテンプレートについては何も記載しないで良いと思います)
また、同じ形式の動画が増えることで、本家の動画がより有名になり、もとの動画主にとって利益になることもあります。
次回は、動画の流行について解説をしていきます。
ぜひ、お楽しみに!
ブンヤ新太
記者VTuber
1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。バーチャルYouTuberとして活動しているYouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」では日々のニュースを分かりやすく解説。200本以上の動画を制作し、チャンネル登録者数は7000人を突破、Xのフォロワー数は約1.8万となっている。本名は宮原健太で、文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。
▽YouTube=https://www.youtube.com/@bunyaarata
▽X=https://twitter.com/bunyaarata
▽note=https://note.com/bunyaarata
■ あわせて読みたい
>> 連載「ブンヤ新太のYouTubeバズ講座」をもっと読む
編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)