YouTubeチャンネルを作るのにも、さまざまな方向性がある。
前回の記事「チャンネルの方向性を決める」では、チャンネル作りの戦略について説明しました。
「YouTubeバズ講座」の連載第3回では、いよいよ動画作りの解説に入っていきます。
動画にも様々な種類がある
こんにちは!ジャーナリストでVTuberとしても活動しているブンヤ新太です。自分の手で、これまでに200本以上の動画をつくり、「記者VTuberブンヤ新太」で公開しています。
YouTubeチャンネルの方向性が決まったら、次はいよいよ動画制作ですね。美容室を宣伝するためにはどのような動画を作ったら良いのでしょうか。
まず、YouTubeに投稿されている動画は大きく3種類あります。
それは、「動画」「ショート動画」「ライブ配信」の3つです(最近は新たに「縦型配信」というものも登場しましたが、そちらは後日触れます)。
「動画」は横に幅が広い、皆さんが想像する一般的な動画です。
「ショート動画」は縦に長い、TikTokが流行して広まった動画の形式ですね。YouTubeだと1分以内という時間制限もつきます(1分を超えた場合は縦型でも、普通の「動画」に分類されます)。
そして最後が「ライブ配信」。動画投稿とは違ってリアルタイムで配信をするもので、チャットを通して視聴者と交流ができるというメリットがあります。
0から始めるならショート動画一択!
このように、動画にも様々な形式があるわけですが、どれが宣伝に適しているのでしょうか?
もちろん、それは戦略や方向性にもよるので明確な答えがあるわけではありません。
ただ、0から始めて多くの人に動画を見てもらうには、「ショート動画」一択でしょう。
普通の動画が視聴されるのは至難の業
なぜ、ショート動画が良いのかには明確な理由があります。
YouTubeは様々な方法で動画を視聴者におススメしています。
検索ワードに基づいた「YouTube検索」。
現在見ている動画の内容から、次に見たそうな動画を勧める「関連動画」。
それぞれの視聴者のチャンネル登録や、視聴履歴に基づいて、ホーム画面などに動画がお勧めされる「ブラウジング機能」。
ただ、すでに美容関係の動画は数多くYouTubeに投稿されており、そこから自分が投稿した動画を視聴者に見つけてもらうのは至難の業となります。
ショート動画のメリット
しかし、ショート動画の場合は、さらに「ショートフィード」というところに動画が掲載されるのです。
ショート動画をスワイプすると次々と動画を見ることができるやつですね。
そこでは、まだチャンネル登録者数が少なく、視聴回数が低いような動画でも、フィードに載ることがあります。
ショート動画は1つ1つの時間が短いため、YouTubeもさまざまな動画を視聴者に届けてくれるわけです。
また、このショート動画はTikTokやInstagramなどに投稿しやすいのもポイントですね。
次回は、このショート動画の作り方について解説をしていきます。
ぜひ、お楽しみに!
ブンヤ新太
記者VTuber
1992年生まれ。2015年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社。宮崎、福岡でさまざまな事件、事故、災害現場の報道に携わった後、東京政治部で官邸や国会、政党や省庁などを取材。自民党の安倍晋三首相や立憲民主党の枝野幸男代表の番記者などを務めた。2023年に独立してフリーで活動を開始。バーチャルYouTuberとして活動しているYouTubeチャンネル「記者VTuberブンヤ新太」では日々のニュースを分かりやすく解説。200本以上の動画を制作し、チャンネル登録者数は7000人を突破、Xのフォロワー数は約1.8万となっている。本名は宮原健太で、文春や集英社、PRESIDENT Onlineや現代ビジネスなど様々な媒体に記事を寄稿している。
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編集/大徳明子 文・図表/宮原健太(ジャーナリスト)