メイクアップアーティスト・美容クリエイターのGYUTAE(ギュテ)さんが、「ネイルオブザイヤー2023」を受賞。
東京ネイルエキスポで行われた受賞式では、華やかな衣装と個性的なネイルを披露した。
男性・女性の「二面性」を表したファッションで登場
すっぴんから驚くほどの変身を遂げる“整形級メイク”で話題のGYUTAEさん。ファッションモデルとしても活躍している。ネイルは9年前から始め、「この賞は熱望していたので、今回受賞できて本当に嬉しい」と話した。
この日は、タキシードジャケットにチュールがあしらわれているドレスで登場。男装・女装と性別を行き来するファッションを得意とするため、かっこよさと華やかさをかけ合わせた「二面性」をテーマにしたスタイルに仕上げた。
赤のネイルとドレスが引き立つよう、メイクは引き算に
「ネイルは指先のアート」と語るGYUTAEさんのネイルは、ボルドーをベースに赤と白のクリスタルをグラデーションに配したデザイン。指先には、赤のドレスと同じ素材で作られたリボンをマグネットで着脱できるようになっている。この日のネイルアートを施すのに3時間半かかったと言う。
ネイルとメイクの相性については、「今日は赤が印象的なので、メイクは控えめにしたつもり。男装・女装をミックスするイメージなので、メイクやシルエットはフォーマルに仕上げて、ドレスが引き立つようにした」と、トータルコーディネイトを意識した。
ネイルは自己表現であり、欠かせないもの
「自分のモチベーションを高めるのに、ネイルは欠かせないもの。自己表現手段としても、ネイルやファッションは大事だと考えています。普通は⾃分で決めるもの。誰がどう⾔おうと⾃分の⼈⽣、⾃分の好きなものを全⼒で楽しんでいい、と伝えたい」とGYUTAEさん。
会場を訪れたネイリストに対しては、「いつもお世話になっている方。ネイルの発展のため、これから一緒に(業界を)盛り上げていきましょう」とメッセージを送った。
同賞は、1996年にスタートしたネイルクイーンから、年齢・性別・職業などにとらわれることなく選出すべく、今年からネイルオブザイヤーに名称変更したもの。一般投票とプロネイリスト(JNA認定講師)約3,000件の投票から選出される。
今年はGYUTAEさんのほかに、ニュースキャスターの安藤優子さん、モデルのゆうちゃみさんが選ばれた。
GYUTAE
美容クリエイター、メイクアップアーティスト
広島出身、韓国人の両親を持つ。SNSを活動の中心に、性別や国籍、ジャンルを超えた変身メイクで話題。10代から全身脱毛症を患い、髪やまつ毛、眉毛など全身の毛が生えないというハンデを負いながらも、メイクを通じてコンプレックスと共に生きる方法を発信している。前向きな考え方や生き方は同世代を中心に共感を呼び、AbemaTVのメイクバトル番組「韓コス・メイクアップショー“Qosmetic 8”」では優勝に輝いた。
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