コロナ禍を経て順調に回復しているインバウンド需要。リクルートは、美容サロンを訪れた外国人旅行者がスムーズに決済できるよう「Airペイ QR」の対応ブランドを拡充している。
海外決済ブランド8種追加で16種に
「AirペイQR」は以前より、中国最大級の決済サービスの「Alipay(アリペイ/支付宝)」や「WeChat pay」を始め、韓国、タイ、シンガポールで利用率の高いQRコード決済に対応していた。
さらに、中国・アントグループが提供する越境デジタル決済「Alipay+(アリペイプラス)」の対応ブランドが拡大したことを受け、2023年11月より、イタリアやモンゴル、マカオのQRコード決済8種への対応をスタート。10の国・地域の全16種が利用できるようになった。
「Airペイ QR」で支払えば、日本円への両替の手間がないため、訪日外国人客を取り込みたい美容サロンにとっては差別化になる。もちろん海外ブランドだけでなく、国内の「PayPay」や「d払い」なども利用できる。
月額固定費ゼロの「AirペイQR」
また、キャッシュレス決済のなかでQR決済は、初期費用や固定費を比較的抑えられるのもポイントだ。
「AirペイQR」は、iPhoneまたはiPadに無料アプリをダウンロードして利用するため、サービス固有の端末費用は不要。決済に必要なカードリーダーは、審査完了後にAirペイから支給される。月額固定費もかからない。
なお、「AirペイQR」は単独でも利用できるが、クレジットカードや電子マネーを扱う「Airペイ」と共に導入することもできる。
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