今年で10周年を迎えた女性向けセルフプレジャーブランド「iroha」。
製造・発売元のTENGAは2023年3月より、ブランドを愛好しているというモデル・俳優の水原希子さんをアンバサダーに起用し、共同開発品を続々投入している。
海とクジラをモチーフにした振動パターン
水原さんプロデュースのシリーズは、6月に「iroha mai RURI」、10月に「iroha petit CORAL」が登場。
第2弾の発売を控えた9月7日に、改めて「iroha mai RURI」のローンチイベントとして、トークショー「水原希子の『人生をときめかせる、私の選択』」が東京・表参道のWALL&WALLで開催された。
瑠璃色の色調の「iroha mai RURI」は、水原さんが日ごろスキューバダイビングで親しんでいる海やクジラをモチーフにしている。本体カラーには海のような淡いブルーを、ケースには白波をイメージした半透明のホワイトを採用した。
1月に発売された高性能バイブレーター「iroha mai」をベースに、新たに5種類の振動パターンを搭載しており、この振動パターンも海とクジラからインスピレーションを受けたという。
振動パターンづくりは「音楽をつくっているような、ときめく体験」
海とクジラを振動パターンのモチーフにした理由を聞かれた水原さんは、ホエールスイム中に起こったエピソードを興奮気味に話した。
「クジラのオスがメスに鳴き声で求愛するラブソングが、泳いでいる私の体中に響き渡ったんです。音って振動なんだ!と体感するくらい衝撃でした」
これを受け、水原さんが実際に録音したというクジラの鳴き声が会場に流れた。
製品開発担当のGEMMA IZUMI(ジェンマ・イズミ)さんは、水原さんの原体験を形にしようと「鳴き声の高音と低音をそれぞれ切り取って別々の振動にしました」「通常の回転型モーターでなく、ウィーンという軽い振動から体内に響くようなズーンという重い振動まで再現できる、スピーカーのような原理の振動体を採用しまして」と奮闘を振り返る。
さらにジェンマさんが「軽い振動だと快感につながらないケースが想定されたので、ベースとなる別の振動とミックスさせたり。まるで音楽を製作しているみたいでした」と語ると、開発の現場に立ち会っていた水原さんも共感。
「この振動をループさせて、このリズムをつなげて。本当に音楽をつくっているような、ときめく体験でした」と笑顔を見せた。
妹・水原佑果さんによるDJプレイも
トークショー後のアフターパーティーでは、水原さんの妹でモデルの水原佑果さんが登場。
アーティストとしても活動する彼女がDJブースに立ちターンテーブルを回すと、会場はたちまち熱気を帯びたダンスフロアに。自分らしい価値観でセルフプレジャーに向き合う姉の門出に、華を添えた。
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取材・編集・文・撮影/大徳明子 ※商品写真はTENGA提供