ナプラは2023年10月17日、“若手美容師日本一”を決める「DREAM PLUS(ドリームプラス)」を開催した。
東京・九段下の日本武道館に、予選を勝ち抜いたファイナリストが集結。柳裕介さん(teto hair)が熱戦を制した。
大舞台で精鋭16名が競う
ナプラドリームプラスは、美容師歴10年以下または32歳以下の若手美容師を対象としている。
テーマは昨年と同じく「攻めナチュラル」。フォト審査、新たに札幌を加えた全国5都市でのエリア予選を経て、精鋭16名が日本武道館の大舞台に立った。
ファイナルステージは15分間。①ヘアデザイン②メイク・ファッションを含むトータルコーディネート③ステージ上でのテクニックとパフォーマンスを、有名美容師12名とジャーナル審査員4名の16名がジャッジした。
「優勝はオーナーとカットモデルの皆さんのおかげ」
優勝の栄冠を手にしたのは、スタイリスト歴4年の柳裕介さん。
大阪出身で、福祉系の短期大学を卒業後に美容学校へ。2020年4月に名古屋・栄のteto hairへ入り、現在は系列店のtuco(トゥコ)で働いている。
昨年のナプラドリームプラスでは3位に入賞し、今回晴れての優勝となった。
柳さんは「最高の環境を整えてくれたオーナーの渡辺さん、そして1年間、髪を切るのを我慢して(コンテストに備えてくれた)カットモデルの皆さんがいてくれたからこそ、僕はここにいます」と感謝の言葉を述べ、「これからもかっこいい美容師になれるよう、がんばっていきます」と感極まった様子で話した。
審査委員長の宮村浩気さん(AFLOAT代表)は「よっぽど、がんばったんだろうね。今ここに出てくるまで1位が誰かは僕もわからないからずっとドキドキしていて、でも選手はもっとドキドキしていたよね」とねぎらいの声をかけ、「ナプラドリームプラス、日本一は本当に素晴らしい輝ける賞。夢をひとつ掴んだということ。ここからまた次の夢に向かってください」とエールを送った。
柳さんには、優勝のトロフィー、そしてパリコレクションのバックヤード体験付き海外研修ツアーが副賞として贈られた。
入賞6作品のビフォーアフター
わずか15分でヘアのクオリティがどれだけ上げるかを競ったナプラドリームプラス。
入賞者6名の作品のビフォーアフターは、以下のとおり。
グランプリ 柳裕介(teto hair)
準グランプリ 藤井なつみ(Oto)
3位 吉田竣(JENO)
4位 塩見勇輝(JANE)
5位 杉尾勇(FAVOR)
6位 原田穂真(rapt.)
=敬称略=
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編集・取材・文/大徳明子 撮影/堀江宏旭(ステージ写真)、作品写真はナプラ提供