美容週間振興協議会は2023年9月4日、東京・目黒の大鳥神社で美容週間恒例の「くし供養」として祈願祭および櫛塚祭典を執り行った。

昭和63年から続く「くし供養」

1979年（昭和54年）にスタートした美容週間は、9月4日の「くしの日」を中心とする1週間に美容の啓発活動を行うもの。1988年（昭和63年）9月4日に、大鳥神社に「櫛塚」を奉納して以来、毎年、くし供養を行っている。

今年のくし供養には、瀧川裕史理事長（滝川副社長）、吉田牧人第45代美容週間実行委員長（Lond代表）を始め、メーカー、ディーラー関係者ら約20名が参列した。

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瀧川理事長、吉田実行委員長が謝辞

まずは本殿にて、滝川理事長、横田敏一第11代委員長ら幹部が、二拝二拍手一拝で玉串を奉納。宮司による祝詞奏上、お浄めのお祓いが行われた。

続いて、雨模様のため本殿のなかで瀧川理事長、吉田実行委員長があいさつに立ち、瀧川理事長は、年に1回の供養を続けられていることについて神社と協賛企業に感謝を述べた。

瀧川理事長はまた、8月29日に行われた美容週間のメインイベント「ザ ビューティウィーク アワード 2023」について、「吉田実行委員長には『SAVE THE BEAUTY』という大きなテーマで業界に新たな活力を打ち出していただいた」と振り返った。

さらに「先日の理事会で、横田先生の推薦を中心に来年度の実行委員も決まった」と報告した。

くし供養に初めて参加したという吉田実行委員長は「櫛塚の成り立ちの話などを聞いて、今とても厳かな気持ちでいる。普段のサロンワークでは、櫛などの美容用具を当たり前のように使っていて、こう言っては失礼かもしれないが、いちいち感謝していなかった。美容週間はしっかり感謝の気持ちを持つ機会を設け、それを一般のお客さまに伝えていく大切なもの」と話した。

そのうえで「これからも美容週間に携わっていける美容師でありたいと強く思う。11月のコンテスト、ファイナルパーティーと大きなイベントを控えているので、しっかりと全うしたい」と決意を述べた。

その後、参列者らは櫛塚に移動し、美容業界の繁栄を祈願した。

編集・取材・文・撮影／大徳明子

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