ビューティガレージ1Qは好決算 売上高18.1%増、営業利益49.9%増

経営・業界動向
ビューティガレージ1Qは好決算 売上高18.1%増、営業利益49.9%増

ビューティガレージの2024年4月期第1四半期決算(2023年5~7月)は、売上高が前年同期比18.1%増の71億7600万円、本業の儲けを示す営業利益が49.9%増の3億8400万円。売上高、利益とも大幅に前年実績を上回った。

ビューティガレージ第1四半期決算

2024年4月期第1四半期(2023年5月1日~2023年7月31日)※連結

売上高

71億7600万円(前年同期比18.1%増)

営業利益

3億8400万円(同49.9%増)

経常利益

3億9500万円(同53.1%増)

親会社株主に帰属する当期純利益

2億6000万円(同30.4%増)

※包括利益 2億6900万円(同27.7%増)

セグメント別の業績概要

全体売上の8割以上を占める物販事業は、売上高が前年同期比16.5%増、セグメント利益が44.7%増と好調だった。NBブランドの取り扱い拡大やAI「ChatGPT」を導入したチャットボットの導入によるサービス向上などへの取り組みが奏功した。

売上高
(千円)
セグメント利益
(千円)
物販5,990,003
(16.5%増)
358,369
(44.7%増)
店舗設計760,304
(31.4%増)
33,781
(11,472.0%増)
その他周辺
ソリューション
425,884
(19.0%増)
43,501
(23.4%減)

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店舗設計事業は、売上高が31.4%増、セグメント利益が11,472.0%増と前年同期の不振から回復し、さらに前々年同期の実績を上回った。

店舗設計事業売上高
(千円)
セグメント利益
(千円)
2022年4月期1Q724,845
(64.2%増)
25,208
(―)※
2023年4月期1Q578,415
(20.2%減)
291
(98.8%減)
2024年4月期1Q760,304
(31.4%増)
33,781
(11,472.0%増)
※前年同期は11,711千円のセグメント損失

その他周辺ソリューション事業は、店舗リース、提携ビジネスカード(サロン プロフェッショナル カード)、損害保険がけん引し、売上高は19.0%増だった。一方、居抜き物件やM&Aの仲介事業はやや軟調だった。

なお、海外での事業について、連結子会社BEAUTY GARAGE TAIWAN Inc.(BG台湾)の全株式を売却することを明らかにした。株式譲渡日は9月15日を予定。コロナ禍からの業績回復のめどが立たないためで、連結業績への影響は軽微としている。

中間の業績予想

2024年4月期第2四半期(2023年5月1日~10月30日)

売上高

143億9300万円(前年同期比13.8%増)

営業利益

6億5100万円(同27.8%増)

経常利益

6億5100万円(同27.3%増)

親会社株主に帰属する当期純利益

3億7300万円(同7.2%増)

通期の業績予想

2024年4月期(2023年5月1日~2024年4月30日)

売上高

301億5800万円(前年同期比14.1%増)

営業利益

15億6100万円(同15.0%増)

経常利益

15億6300万円(同15.4%増)

親会社株主に帰属する当期純利益

9億4300万円(同9.0%増)

※直近に公表された業績予想からの修正は無し

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文/大徳明子

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