ホットペッパービューティーアカデミーは、都道府県調査の2023年版を8月22日に発表しました。
毎年人気の美容サロン利用に関する都道府県ランキングも公開! 客単価、来店回数、年間利用金額など気になる結果を見ていきましょう。1位となった都道府県の理由も考察します。
文・作表 田中 公子(ホットペッパービューティーアカデミー研究員)
最初に美容室の「年間利用金額」(1回あたり利用金額×年間利用回数)のランキングです。
1位は2年連続で「東京都」。東京都は客単価が全国3位、年間利用回数も全国2位と上位にランクインしており、前年に続き美容サロン利用のニーズの高さがうかがえます。
また、カラーやトリートメントの来店回数が全国上位のため、人気のハイトーンカラーの利用が多いことも影響しているでしょう。
2位の「三重県」も前年3位と”常連”ですが、3位の大阪府は前年22位から順位が急浮上しています!
続いて、客単価(1回あたり利用金額)です。
1位は三重県。三重県は店販購入率が高いため、店販による単価アップの影響がありそうです。カラーやトリートメントの利用も実は全国上位!
2位の愛知県は、前年も4位と上位をキープしています。3位には年間利用金額1位の東京都がランクイン。
次に年間利用回数です。
TOP5のランキングを見ても分かる通り、年間利用回数は年によって順位の変動が大きいのですが、安定してトップにランクインしているのが東京都。
東京都は、ハイトーンカラーブームが他エリアと比べても浸透しているため、年間利用回数が高い傾向にあります。またサロンの数が多く利用者の選択肢も多いため、ヘアに関する意識が高くなるのかもしれません。
さらに、デザインは都心で、メンテナンスは地元でなどサロンの使い分けをすることで利用回数が落ち込みにくいことも考えられます。
カラーとトリートメントの年間利用回数では、大阪府がともに1位に!(※トリートメントは京都と同率1位)
大阪府は、年間利用金額で今年3位に浮上しましたが、カラーやトリートメントの利用回数の増加が影響しているのでしょう。ハイトーンカラーの利用者層が広がっている影響がありそうです。
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